どうもバタピーです(^^)/
新年おめでとうございます、今年もよろしくお願いします。
短い正月休みも終わり、忙しい毎日がまた始まってしまいました。。。笑
我が家の正月はコロナの影響でステイホームで平和な休みになりました。
室内や庭の外構等のDIYをしたり、ちょっと贅沢な食べ物を家で楽しんだり、ステイホームが好きな私にとっては、旅行や帰省で移動の多い休みより時間を有意義に使えて良かったと感じています。
去年は個人的には在宅時間が増えて働き方も大きく変わった年でしたが、これは一過性のもではなく、今後の新しい生活様式の始まりに過ぎないと思っています。
時代の流れは速く、それに合わせて自分の生活スタイルを柔軟に変化させることができないと、時代に取り残されて不利益を被ることが増えてくるでしょう。
日々、勉強してインプットするのはもちろんですが、「アウトプット」をしないと何の意味もないので、今年はよりアウトプットに力を入れることができたらなと思います。
さて、今年最初のアウトプットは「高気密高断熱住宅の住まい方のコツ(換気編)」です。
Contents
高気密高断熱住宅の住まい方のコツ(換気編)
「え?高気密高断熱住宅であれば何も気にしなくても快適になるんでしょ?」
と勘違いされてる方がいるかもしれませんので、ここで一つ注意しておきます。
高気密高断熱住宅は、うまく管理しないと不快になります!
なので、高気密高断熱住宅の特性を生かしたコツを理解することが重要ですので、いくつか紹介したいと思います。
※ここで紹介しているのは低燃費住宅(ウェルネストホーム)住んで私が感じことになりますので全ての高気密高断熱住宅に関係するものではないことをご承知おきください。
①窓は開けない
これは良く聞く話ですが、高気密高断熱住宅は窓を開けない方がメリットが多いことからそう言われていると思います。
窓を開けないことによるメリットとデメリットをまとめてみましょう。
○メリット
- ホコリが入らないうえに網戸が必要なくなるので掃除がラク
- 花粉が入らないので花粉症の方の体調が良くなる
- 虫が入らないので殺虫剤もいらないし、虫嫌いに喜ばれる
- 無駄な湿気の移動がなくなるのでカビも生えずらく夏も冬も快適
- FIX窓を採用して気密性UPできる
- 換気のための家中の窓開け操作が必要なくなる
- 室内が静か、外に音が漏れない
○デメリット
- 自然の風(季節)を感じられない
- 急な室内の温度湿度の上昇に対応できない
- 臭いが発生した場合に瞬時に換気できない
パッと思いつく限りでこんなところでしょうか。
庭とつながった素敵なリビングとかであれば開けたくなるでしょうし、「自然の風を感じられない」というのが受け入れられない方は、ホコリ・花粉・湿気・虫・音に対してデメリットがあることを理解したうえで窓を開けられる分には全然問題ありません。
来客が多いとかの理由で室温上昇したり、強い臭いが発生した場合は空調だけではすぐに対応できないので、ほんの少しの時間だけ窓開けするのは全然OKです。
ただ、1年のうち窓を開けて快適でいられる期間はほんのわずかです。
実際、去年窓に簡易網戸をDIYした我が家の、窓開けした日数は1年のうちたったの2週間ほど。
最後の方は窓を開けること自体が面倒でやめました笑
それに、たった2週間程度窓を開けたことで、フィルターを通さない空気が入り込んでくるので、ほこりが増えて空気が悪くなっていることも実感しました↓
湿気を排出しようと日中窓開けをしても、夜になって窓を閉めると途端に室内の湿度が上昇してあまり意味がないこともあります。
後述しますが一時的な換気では家全体の建材も含めた湿気の排出には効果が薄いと感じています。
なので我が家では室内で臭いが発生したり、突発的な理由がない限り窓開けの必要性はないと思っています。
②中間期は24時間換気の熱交換モードと換気量の調整をする
中間期のコツになりますが、高気密高断熱住宅は外気からの影響が緩やかなので、外気が快適でも室内で発生する熱や湿気で室内がジメジメと不快になることがあります。
窓を開けるのは前述の理由からおススメはしませんが、そんな時に有効なのが24時間換気の調整になります。
24時間換気でどんなものを採用するかによっても違いますが、ここでは我が家が採用している「第一種熱交換換気」の場合を紹介します。
中間期(春、秋)は外気が快適であることから、「熱交換をしない」モードに設定できるのであればそのモードにしたうえで、換気風量を増やしましょう。
そうすることで、室内の空気を排出しつつ、外気の快適な空気をフィルターを通して室内に大量に取り込むことができます。
しかし、これでもすぐに室内の温度湿度が快適にならないことがあります。
ここで重要なコツが、快適にならないからと言って換気風量を弱めないことです。
1日だけ換気風量を強めたところで、室内の空気は入れ替わったかもしれませんが建材が湿気を保持していて、換気風量を弱めた途端に建材からの湿気で室内の湿度上がってきて思ったように快適にならないということがおきるからです。
特に低燃費住宅(ウェルネストホーム)のような内装に自然素材を多用している場合は、湿気を保持する能力が高いのでこのようなことが起きやすいです。
感覚的には1~2週間くらい継続すれば、換気風量を弱めても湿度が低く安定してくれるようになったので、思うように湿度が下がらない場合は1週間くらいまとまった期間は換気風量を多めに設定しましょう。
ただし、就寝時は音が気になったりするので、就寝時だけは風量を抑える等して調整してください。
換気風量は適宜調整する必要がありますが、これは「高気密」だからできることなので、ちょっと面倒かもしれませんが快適性を求めるなら換気量の調整も重要です。
ちなみに中間期だけでなく冬も換気量をふやすのは効果的です↓
③キッチンの排気型換気扇の運転は最低限にする
キッチンには必ずレンジフードのような換気扇が付いていると思います。
通常のレンジフードは排気型といって、外へ空気を排出するだけのものになります。
我が家では同時吸排といって、レンジフード本体に吸気口がついていて、外気から吸気しつつ排気も行うという方式のもがついています↓
なぜこれが必要かというと、レンジフードの換気量はかなり多いので室内の空気が外へ排出され続けると室内が負圧となり、外から空気を引き込もうとしてしまうからです。
そうなると、気密性の高い家では玄関ドアが重くて開けづらいとか、気密性の悪い家では家のあらゆるスキマからフィルターを通さない汚い空気を室内に取り入れてしまいます。
これは夏であれば無駄に外気の湿気を取り込み、冬であれば乾燥した空気を取り入れてしまうのです。
それを防ぐためにレンジフードに吸気口がついている同時吸排方式であったり、差圧式吸気口、循環型レンジフードなるものが存在します。
循環型レンジフードはその名の通り、料理の煙を吸ってフィルターを通して室内の吐き出して循環させるので「負圧」は発生しない便利な装置です。
しかし、それ以外の方式のレンジフードは排気した分だけの空気を外気から取り入れようとしますので、同時吸排といえど吸気量が排気量より少ないので負圧は発生します。
そして、大風量ですから長い時間運転すればするほど顕著になります。
そのため、煙が発生したり臭いが強い料理をする時のみ回すようにすると良いです。
我が家は揚げ物が好きでよくやるのですが、リビング横のタタミスペースで室内干しをしているので、試しに換気扇を回さないで揚げ物料理をしていたら見事に洗濯物に臭いがつきました笑
なので、レンジフードは適宜必要な時に必要なだけ回すようにしましょう。
④浴室の排気換気扇運転は最低限にする
これは今まで何度も記事にしていることで、前述のレンジフードと理由は同じです。
浴室を乾かすためであれば、サーキュレータで吸気してやればいいですし、入浴後の湯気の排出であれば5分も運転すれば十分です。
これらのことから、我が家は浴室換気扇をつけていないのですが、低燃費住宅特有の新築時の湿度ボーナス対策としては浴室換気扇があれば役に立ったかなと今では思います。。。
しかし、入居3年目で湿度ボーナスが落ち着いたので、今では浴室換気扇は全く必要なくなったのでつけなくて良かったと感じています。
今後何十年と使わないのに排気用の穴が外壁についているのは断熱欠損としてもったいないですし、長期間使わないでいると浴室天井の換気扇の中もカビだらけになってしまうかもしれません。
メンテナンスのしやすい構造であればいいですが、できるだけシンプルな構造が好きな私にとっては必要のないものでした。
浴室換気扇は関西では結構普及しているみたいですが、いずれこの方式が普及してくるだろうと思ってます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あくまで低燃費住宅という湿気のバッファが多い建物に住んでいる私が感じる点を挙げましたが、多くの高気密高断熱住宅に通ずるものがあると思います。
特に換気というのは高気密高断熱住宅にはとても重要なポイントなので、うまく使わないとせっかくの高気密高断熱住宅の快適性を引き出せなくなってしまいます。
とにかく換気すればいいってもんじゃないんですよね。
各家庭にあった方法を見つけるうえで何かの参考になれば幸いです♪
それではまた(^^)/
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