全熱交換換気扇は意味がない!?

どうもバタピーです(^^)/

先日、初めて低燃費住宅の構造見学会に行ってきました!

低燃費住宅を知ってから1年弱たちましたが、実は実際の建物の構造を見たことがなかったのです。。。( ゚Д゚)

なので、今回はやっと見れるということでジロジロ見てきました!

ユーロサッシの取り付け、気密処理、タイベックスマート、緑の木、セルロースファイバー等々いろいろ説明をしてもらいました!

ここまで見させてもらうと、もっと見えないところが見たくなってきましたね笑

モイスやヴェントサンの気密処理や取り付け、玄関周りの断熱構造などまだまだ気になることはたくさんありますねー

とは言っても既に私の新居も着工してますから、今更知ってもあまり意味はないかもしれませんが笑

さて、今回取り上げるのは24時間換気の「全熱交換換気扇」についてです。

これはとあるブログを読んで、「確かに!」と激しく納得したことがきっかけです↓

超高断熱住宅には必須な熱交換型換気システム・・・。その中でも全熱交換タイプが旬と取りざたされておりますが、本当にそうでしょうか?今年の2月にご紹介した表です。なぜCFを設置しないと役たたずな第一種全熱交換換気の復習をします。

こちらは設計事務所のブログですが、非常に勉強熱心でなかなか面白いです!

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衝撃の事実:全熱交換換気扇は意味がない!?

上記のブログの内容の繰り返しになりますが。

まず、ご存じのとおり熱交換換気には「顕熱交換」と「全熱交換」の2種類あります。

顕熱交換:空気中の熱(温度)を交換

顕熱交換は温度のみの交換なので、夏は外気の湿気を室内にそのまま通し、室内の除湿した空気もそのまま排気されるため室内の湿度は高くなります。

同様に冬は外気の乾燥した空気が室内に入り込み、室内の加湿された空気はそのまま排気されるため室内は乾燥します。(正確には暖房で温度が上がるので相対的に湿度も下がります)

つまり、室内の温度は保てるが湿気は入ったり逃げたりします。

全熱交換:空気中の熱(温度)& 水分(湿度)を交換

全熱交換は温度のみではなく湿度も交換できますので、夏は外気の高湿度の空気と室内の除湿された空気を交換し、室内の湿気をある程度保つことができます。

この特徴から、一見すると全熱交換の方がいいと思いますよね。

まあ当然湿度も交換できればそれが一番いいのですが、全熱交換にはデメリットがあり、臭いやウィルス等も交換してしまうようなのです。

そのため、臭いが戻ってきては困るトイレには採用できません。

それと浴室も湿気どころか水蒸気が大量にでるため、熱交換素子がダメになるようで、浴室にも採用できません。

キッチン(レンジフード)は風量が大きいので熱交換はやりにくいようです。

そのため一般的にはトイレ・浴室・キッチンは熱交換無しの排気のみの換気(第3種換気)を採用することがほとんどです。

しかし、風量が必要なキッチン(レンジフード)は別として、理論上はトイレ・浴室は顕熱交換換気なら採用ができるみたいです。

トイレ・浴室・キッチンの換気扇による温度ロスが大きい

ここで問題となるのが、このトイレ・浴室・キッチンの換気扇は換気量が多いため度のロスが大きいということです。

このロスの度合いを示してくれたのが前述のブログです。

家全体の換気量に対して熱交換される換気量はざっくり言うと、全熱交換換気顕熱交換換気1/3(35%)しか熱交換ができないそうなんです!

前提条件として、

  • 顕熱交換換気は24時間換気・トイレ・浴室に顕熱交換を採用
  • 全熱交換換気は24時間換気のみに全熱交換を採用。
  • いずれも(キッチンのレンジフード以外は)24時間稼動

という条件です。(詳細は前述のブログを参照ください)

バタピー家では24時間とまではいきませんが、料理中はキッチンのレンジフードを回しっぱなしにしたり、入浴後は翌日の朝まで(あるいは1日中)換気扇を回しっぱなしにしているので、かなりの温度ロスをしていることに気づきました!

もし高気密高断熱の家でも同じような生活スタイルを取った場合、せっかく24時間換気に全熱交換を採用しても、トイレ・浴室・キッチンの排気換気による温度ロスが大きく全熱交換換気を使う意味がありません。。。

換気をたくさんすることが良いことだという先入観からそうしていましたが、換気の方法によってはとてももったいないことをしているんだとわかりました。

ちなみにトイレ・浴室・キッチンを24時間稼動の「常時換気」ではなくて「都度換気」にしたとしても、全熱交換換気の方が効率は悪いようです。

どんな換気の仕方が良いのか?

じゃあ全熱交換換気を採用する場合はどうればロスが少なくなるのか。

そのブログの家では、全熱交換換気は前述の通り不利にもかかわらず、全熱交換換気を採用しています。

しかし、ある工夫をすることで熱交換割合を倍以上に改善しています。

その方法をそれぞれ紹介します。

浴室:排気換気扇は使わない&室内循環ファンを使う

UBの上部に取付けたCF。とても効果的に空気を循環させる。お風呂場乾燥の革命と言われそうなCF(お風呂循環ファン)・・・使って4ヶ月目のオーナーさんに使い心地を尋ねると、「直ぐに乾くし全く問題ない」とのこと・・・

ここで言う室内循環ファンとは上記のブログにあるような、部屋と部屋の間の壁に設置された換気扇のことです。

これを「脱衣場」→「浴室」への吸気に使い、浴室の排気換気扇は使用しないというのが熱交換換気効率を上げる工夫のようです。

確かに乾燥する冬場は、せっかく浴室からでた水蒸気をそのまま排気するのはもったいないですよね。

だから、排気換気扇を使わずに浴室ドアを開けて、脱衣場から浴室への吸気(室内循環ファン)を利用することで、浴室内は乾燥し、浴室内の湿気を脱衣場やその先の部屋へ効率的に送り出すことが可能となるわけです。

しかもこのブログでは通常の排気換気扇は必要ないとまで断言しています!

そこで気になるのが夏です。

夏は湿度が高くなるため浴室の湿気を室内に取り込むのは、ちょっと怖い気がしていました。

室内循環ファンによって浴室内は乾燥するかもしれないが他の室内の湿度が高くなってしまうんじゃないかという疑問があるからです。

しかし、夏場でもそのようなことはないようで非常に快適な状態を保っている実績がしっかりあることから、その心配はないようです。

ただ、私はこの方法を聞いたことがなかったため少し不安なので、浴室換気扇をなくすことは怖いのでやめておきます。

もし、使ってみて大丈夫そうなら排気換気扇部分を埋めてしまおうかと笑

掃除が楽になりますからね!

(11/30 修正)

理由はコチラ↓のページで説明してくれています。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/main/column/1-2/

要は、夏場に浴室の換気扇を使うと確かに浴室から空気は排出されるが、室内が負圧になるため排出した同じ分だけ建物の隙間から外気の湿った空気を引き込むことになる。

このときの熱量がものすごいんです。

入浴後、浴室の排気換気扇を使わず室内循環ファンを利用して、浴室の湿気を室内に取り込む場合の熱量を「1」とした場合。

通常の排気換気扇で外気から夏の空気を引き込む熱量はなんと「30」にもなるようです!

夏に浴室の排気換気扇を使うと室内循環ファンの「30倍」の熱量が発生。

そう聞くと排気換気扇を使う気がしなくなりました笑

じゃあなぜ、今の通常の排気換気扇で浴室は乾くのかというと、風が通っているからです。

ならば対策は簡単で、浴室から排気するのではなく浴室へ吸気をすればいい、という理屈です。

ちなみに浴室にも顕熱交換換気を採用しているなら、前述のブログの計算の結果からここで紹介するような対策は必要ないようです。

トイレ:タイマーを使う

上記の熱交換の換気量の計算ではトイレの換気を24時間稼動した場合を前提としているので、これもロスが大きいです。

トイレは臭いの問題で全熱を採用できないので通常の排気換気になりますが、その際の稼働時間を短くすることが重要です。

そのためタイマーを利用して5分とか10分とかで自動的に換気が停止するようにします。

こちらも、顕熱交換換気を採用しているならタイマーの必要はないようです。

キッチン(レンジフード):室内循環型換気扇を使う

レンジフードは排気換気扇が主流ですが、「室内循環型換気扇」というものを採用すれば廃熱が0になるので全体としてもかなり効率は上がりそうです↓

(引用元:https://www.fjic.co.jp/rk/about.html)

しかし、こちらは調理ででた汚れた空気をフィルターを通して室内に循環させているためフィルターのメンテナンス費用がかなりかかるらしく、熱交換効率アップによる冷暖房費の削減効果としっかり比較しないとメリットがあるかはわかりません。。。

ざっと調べた感じだとあまり経済的メリットはなさそうでしたけど、詳しい方いたら教えてください!

よって現段階では、強い臭いや煙がでる料理の時だけレンジフードを運転し、極力レンジフードを回さないことで冷暖房の効率を落とさないことが今のところの最善策かなーと考えます。

顕熱交換式ならキッチンやリビングの臭いなんていずれ24時間換気が消してくれますしね!

その臭いに関してはこちらのブロガーさんが証明してくれてます(^^)↓

こんにちは、嫁子です(•ө•) 先日、お友達家族と一緒に、我が家で遂に入居後初の「おうち焼肉」をしました。 友…

ただし、全熱交換式の場合の臭いの残り具合はわかりません。。。

結局、全熱交換と顕熱交換どっちがいいの?

ここまでの内容はあくまで私が考える全熱交換式の24時間換気を使う場合の方法です。

住宅の換気方法はさまざまな方式があり、その地域の気候によっても大きく変わります。

そのため一概に全熱交換がいいとも言い切れません。

その証拠に低燃費住宅(ウェルネストホーム)は顕熱交換式(ヴェントサン)を採用しています。

これはあくまで私の予想ですが、家の調湿機能が高いため全熱交換式を採用しなくても、湿度を維持できるからではないかと推測しています。

私はまだ建築中なので体感はしていませんが、諸先輩方のブログを拝見すると湿度コントロールがしやすく快適にすごせているようですしね!

2019/04/07 追記↓

「通りすがりの者さん」からの指摘で低燃費住宅標準の24時間換気ヴェントサンは顕熱交換式ではなく全熱交換式でした。

ヴェントサン1

風量20m3/h時で、温度交換効率87%、湿度交換効率36%ということで間違いなく全熱交換式ですね。失礼しました。

ただ、湿度交換効率が36%と低いことから湿度の維持能力は高くはないようです。

スティーベルは風量15m3/h時で、温度交換効率91%、湿度交換効率は単独で表記されておらず、温度湿度併せて(=エンタルピー交換効率:全熱交換効率)暖房時で86%ということだそうです。↓

https://www.nihonstiebel.co.jp/assets/pdf/products/air_conditioning/lt50pro-test.pdf

ヴェントサンのHPでは温度湿度合わせたエンタルピー交換効率(全熱交換効率)の記載がありませんが、スティーベルと比較すると湿度交換効率が低そうなので、エンタルピー交換効率(全熱交換効率)も低いと想像します。

でもだからといってヴェントサンの方が性能が悪いと言っているわけではありません。

スティーベルを採用した我が家では冬でも過乾燥ならぬ過加湿状態になるので、むしろ湿度交換効率は低い方が良かったんじゃないかとさえ感じているからです。

この辺は別記事で取り上げたいと思います。

事例は少ないかもしれませんが、24時間換気が顕熱交換式の場合は、トイレや浴室も排気換気から顕熱交換換気にすることでさらに効率良く換気ができるかもしれません。
(ダクトレスが採用できるかはわかりませんが。。。)

今回、換気に関して色々検討しましたが最適なものが何かと考えるのは素人にも中々ハードルが高いですね。

だからこそ、自分のニーズに合ったものを考えて納得できる換気方法を選ぶことが重要かと思います。

低燃費住宅(ウェルネストホーム)は顕熱交換式が標準なのになぜ全熱交換式について取り上げたのかは、またそのうち更新したいと思います笑(^^)/



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コメント

  1. hu-hu∴嫁子 より:

    こんにちはー(﹡ˆ︶ˆ﹡)
    リンク貼っていただき、ありがとうございます♪

    我が家も以前の賃貸時代までは、浴室やキッチンの換気扇は基本つけっぱなしていました。TNPに引越して温湿度の安定した暮らしに慣れてくると、浴室・キッチンの3種換気使用では外気がそのまま入ってくるのをモロに実感するようになり、必要最低限しか使用しない生活にシフトしました(^。^)入居前から、これら換気扇の使い方までしっかりイメージしてご理解されているのはすごいと思います!低燃費住宅は何も考えずに過ごしていても十分に快適なんでしょうが、特性をよく理解して住みこなすと更に省エネで快適に過ごせるなぁと実感するこの頃です(﹡ˆ︶ˆ﹡)

    • バタピー より:

      嫁子さん
      こんにちわ!
      これも夫婦さんを初め、先輩ブロガーさんたちが情報提供してくれているからですよ!本当に感謝です!嫁子さんの「住みこなす」って言葉が私がやりたいことそのものかもしれません!「住みこなす」しっくりきました笑

  2. 通りすがりの者 より:

    ヴェントサンは全熱交換ですよ。

    • バタピー より:

      通りすがりの者さん

      コメントありがとうございます!
      確かにホームページを確認したら全熱と記載されてました!私の勘違いだったようです。後ほど記事を訂正させていただきます。ご指摘ありがとうございました。