どうもバタピーです(^^)/
今回は前回記事の続きです↓
前回記事ではおススメのスマートリモコンを紹介しました。
本記事では「機器の自動制御」に焦点をあてていますので、他の記事ではあまり見ない高気密高断熱住宅で重要度の高い「24時間換気」と「スマートリモコン」を連携して換気の運転の自動制御する方法を紹介します。
現在新築戸建て住宅には必ず24時間換気が設置されていますが、この換気の風量等を室内の温度や湿度に応じて自動で制御できれば、快適性と省エネがさらにレベルアップできます。
室内の湿度が高くなれば、換気量増やして室内の湿気を排出し、快適な湿度になったら換気量を元に戻す。
24時間換気と温湿度計、スマートリモコンを連携させると、このような制御を自動で行うことが可能になります。
スマートリモコンと「24時間換気」の連携方法
ここで使用する機器は、
- switchbotハブミニ
- 24時間換気(スティーベル)
になります。
Nature remoは説明は省きます。
先にちょろっと説明しましたが、スマートリモコンで制御できるのは赤外線リモコンが使える機器のみになります。
私も後から知りましたが、我らが低燃費住宅(ウェルネストホーム)で標準採用されているダクトレス1種換気のヴェントサンは赤外線リモコンがついていません。。。
なので、本記事のスマートリモコンによる操作ができないのでご注意を(>_<)
ダクト式はできるんですかね?情報頂けると嬉しいです。
switchbotアプリの設定
まず、switchbotのアプリに「switchbot温湿度計」と「24時間換気」を追加しておきます。
私の場合、「switchbot温湿度計」を「1Fリビング」「1F寝室」「2F」という名前で3つ設置しています。
「24時間換気」の方は「24H換気」という名前で登録しています。
これらがすべてswitchbotハブミニで「オンライン」でつながっていることも条件です。
この辺の設定は説明書にも書いてあって簡単なので割愛します。
次に画面下真ん中の「シーン」をタップします。
すると、私は既に設定済みなので下記のような画面が表示されます。
●条件
「1F リビング」の「switchbot温湿度計」の「湿度」の値が「45%以下になった時」、
かつ、「21:00になった時」
●アクション
「24H換気」の風量を「低速」にする
という設定がされています。
この設定の意図としては、冬の低燃費住宅(ウェルネストホーム)の新築時は湿度が高くて窓の結露が起きやすいことから、一時的に換気を強めに運転することで湿度を下げることができます。
しかし、湿度を下げすぎることは避けたいし、就寝時に換気の音がうるさいので、ある一定の湿度以下になるか、指定した時間を過ぎたら換気風量を弱めたいという意図の設定です。
(今年は湿度ボーナスが収まったので、換気を強める運転は一度もありませんでした。
)
ただ、上記の設定で一部間違いがあることに気づきましたでしょうか?
「すべての条件が満たされたとき」となっていますので、湿度が45%以下になっても21:00を迎えないと発動しない設定になっています。
これでは長時間、換気が強いままになってしまう可能性があるので、「すべての条件が満たされたとき」→「いずれかの条件が満たされた時」が正解です↓
このように設定の自由度が高い分、設定を間違うと思うように動かないのでご注意を。
ただ、この条件の細かさがswitchbotハブミニの魅力的なところですけどね。
スマートリモコンと温湿度計と24H換気の配置
各機器が受信できる位置にスマートリモコンを配置しなければならないため、配置が重要です。
次に各機器の我が家の配置を紹介します。
1Fの間取り図ですが、リビングの黄色い「N」がNature remoでが「1Fエアコン」「吹き抜け上の2Fエアコン」「TV」を管理しています。
寝室の黄色い「S」がSwitchbotハブミニで、「温湿度計」「24H換気」を管理しています。
Nature remoの設置場所ですが、ダイニングテーブル上の照明用のダクトレールから電源をとってダクトレールに両面テープで張り付けているのでかなりスマートです↓
寝室のSwitchbotハブミニは壁のコンセントにさしたアダプターの上においてます↓
換気のリモコン受信部は引き渡し当初はリビングだったのですが、エアコンのリモコンの信号と混信してしまって面倒だったので、寝室に変えました。
混信しなければリビングにSwitchbotハブミニ1台置くだけで良かったのですが、仕方ありません。
このように、基本的にはリビングに各機器が集中していると思うので、リビングに設置することが多いと思いますが、リモコンの信号が障害物で届かなかったりするともう1台必要になるかもしれません。
24H換気の挙動確認
これで準備は完了しました。
あとは、条件が満たされた時にちゃんとスマートリモコンから機器へ信号が発信できているかを確認します。
Switchbotアプリであれば、アプリ内の履歴から確認することができます↓
2/27(土)で確認すると、12:14に湿度が45%以下になったので「換気量最小」が実行されました。
毎日21:00にも同じように「換気量最小」が実行されていて、その時間になるといつも24時間換気から「ピッ」という音が聞こえてくるので問題なく動いていることが確認できています。
まとめ
以上の方法で、高精度な温湿度計と、エアコンや24時間換気を連携することで、室内の空調関係の自動制御が可能になります。
今のこの季節は換気設定を頻繁に変更する必要はないので、エアコンとスマートリモコンを連携して室温が23℃以下でエアコンをオン、24℃以上でエアコンオフという設定ですごした1週間の我が家の室温のグラフが下記です。
月曜、火曜はswitchbotハブミニのバージョンアップがあったことに気づかず、switchbotハブミニが動いていなかったのでエアコンの自動運転のみによる制御のため少し室温が低いですが、、、笑
それ以外はきちんと室温23~24℃で推移しています。
もちろん大掛かりな全館空調設備を導入すればこのようなことは必要なくなりますが、その大掛かりな設備と比較して手軽に導入できるのは利点です。
高気密高断熱住宅であればエアコンつけっぱなしにするだけで確かにある程度快適にはなります。
しかし、天気がいい日は日射が入りすぎて暑くなってしまったり、朝晩だけエアコンのオンオフをするような間欠運転の家庭にとっては、その手間を省くことができます。
日射が入りすぎるという点に関しては、ウェルネストホームでオプションで採用できる外付け電動ブラインドのヴァレーマもリモコンがありますから、スマートリモコンで制御することで、室温が上がりすぎたらブラインドを自動で降ろす等の設定も可能だと思います。
24時間換気がリモコンで制御できない場合は、加湿器や除湿器にリモコンがついていれば同様の方法で制御可能なので、ほとんどの家庭で導入するメリットがあるかと思います。
将来的にはそのような自動制御ができる住宅が普通になっていくでしょうが、今気になるという人はぜひ検討してみてください。
それではまた(^^)/
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