どうもバタピーです(^^)/
師走に入りまして、仕事が忙しくなってきた方も多いのではないでしょうか?
私は師走とは関係なしに不定期に忙しくなるのですが、今月は忙殺されそうです。。。
ただでさえ家事育児で残業できない&有休消化必須で、業務が増えたらそれはもう、、、( ゚Д゚)
週に一度だけランチにラーメンを食べに行くことだけが楽しみな毎日ですw
コールドドラフトが目を覚ます
さて、12月に入りましたが我が家は11月末ごろからエアコン24時間暖房運転を開始しました。
最低気温が0℃近くなってくると、高性能住宅とはいえさすがに日射取得が少ない我が家も若干寒さを感じてきます。
無暖房でも室温20℃以上はキープしてましたが、我が家の弱点である玄関からのコールドドラフトが目を覚ましてしまいました。
コールドドラフトというのは、主に窓のような断熱が弱い場所から冷気が床を伝って流れてくる現象のことを言います。
樹脂トリプルサッシや高性能断熱玄関ドアであっても、断熱材が充填された壁に比べたら弱いわけです。
もちろん、前に住んでいたアパートのアルミサッシに比べたら、コールドドラフトの程度は皆無に近いくらい全然今の方が快適です。
たぶん、アルミサッシの家に住んでいる人が我が家に泊まりに来たらコールドドラフトを感じないでしょう。
しかし人間というのは、その良い環境に慣れてしまうんですねー
家の中のたった1℃、2℃の差を不快に感じてしまうんですよ。
私だけ?笑
そんなわけで、これまで玄関のコールドドラフト対策として、玄関ドアの漏気を発見して玄関ドアを交換してもらったり↓

ドアのパッキンを交換・調整してもらったり↓

このような対策をして、玄関ドアからの直接的な漏気はほぼ感じられなくなりました。
しかし、やっぱり玄関床上温度は他の部屋の温湿度計の値(腰高の高さに設置)より若干温度が低い↓
玄関床上温度はリビングよりたった1℃程度しか違わないですが、これでも若干冷気を感じるんですよ。
今の時期でこの差ですから1月2月はもっと差が顕著になります。
記憶では一番寒い時期で玄関の室温が20℃を下回るような温度だったのでリビングとの温度差は3℃くらいあったでしょうかね。
玄関横に寝室もあるので寝ているときにも、玄関から若干冷気を感じていました。
エアコンを玄関へ移設
そこで今回の題名にある通り、「エアコンを玄関へ移設」してしまいました!('◇')ゞ
いや、もちろん自分ではやりませんでしたよ。
エアコン取付に関する工具も知識も気力もないので。
具体的には、元々ここにあったエアコンを↓
ここに移動しました↓
これで玄関からの冷気を完全にシャットアウト!できるはず。
実際の写真がコチラ。
移動前↓
移動後
元々あったエアコンの穴は綺麗にフタをして処理してもらいました。
実はエアコンが設置されているこの壁は、外周面でもないのに防音対策としてセルロースファイバーが充填してあります。
なので、電気屋さんも困った顔しながらなんとか処理してくれましたw
エアコンの裏側は寝室のクローゼットになっているので、そこで配管類をぶった切って繋ぎなおしてくれました。
たまたま、なんとか移動できる位置にエアコンがあったので移動できましたが、普通は壁に穴を追加で空けたり大掛かりになるかもしれませんね。
エアコンを玄関へ移設後のコールドドラフトの変化は?
玄関へエアコンを移動後は明らかに変化を感じました。
まず、寝室が暖かい!
下記は寝室の室温のログになりますが、エアコンを移設した11/29を起点に室温が急上昇しています。
エアコン移設前は平均22℃前後だったのが、移設後は23℃前後と+1℃室温が上がりました。
たった1℃と思われるかもしれませんが、高気密高断熱住宅に住んでいる方にとってはわかっていただけるかと思いますが、たった1℃の変化でも快適性に与える変化は大きいものがあります。
特に寝室はじっとしていることがほとんどですので、人間の体温が低く一定に保たれる時間帯が多いことから、室温変化には敏感になりやすい場所です。
おかげで以前は薄い布団で寝ていましたが、夜中暑くてはいでしまうので、毛布1枚に変えました笑
リビングでの感じ方も改善され、試しに早朝にリビングの床に寝そべってみましたが、エアコンの気流は若干感じるものの、冷気は全く感じませんでした。
そのコールドドラフトの程度を測るために玄関の床上温度も測定していましたが、こちらもエアコン移設した11/29を起点に床上温度も21℃→23℃前後へ改善されています↓
エアコン移設工事前に玄関床上温度がガクッと下がってますが、外気温を見てみたらこのあたりか最低気温が下がり始めていたので、外気温につられて下がったようです。
エアコン移設後も外気最低気温は寒い日が続いていますが、23前後を推移しているので、明らかに玄関からのコールドドラフトは緩和できています。
エアコンを玄関へ移設後、玄関から離れている居室の室温の変化も見てみるとこんな感じ↓
外気温が1.7℃の朝の時点のデータですが、玄関床上が一番暖かく、他の部屋はほとんど同じような室温になっており、温度差はほとんどありませんでした。
外気温が高いと玄関と居室の室温は逆転する
玄関にエアコンを移設して意外だったことが一つありまして。
外気温がそこまで低くないと、エアコンも頑張らなくなるので風量が落ちます。
そうすると、玄関の床上はそこまで温まらなくなるので他の居室の方が室温が高くなりました↓
雨で外気温が高い時
日中の日射取得で夜でも各居室の方が暖かい
このことからも、やはり冬の暖房用としてしか使わないのであれば床上にエアコンを配置する方が床上温度を上げるには合理的だなと感じますね。
それに、居室にエアコンがなくても、しっかり気密断熱してあげて日射取得ができれば日中はエアコンは必要ないくらい居室も暖かくなります。
なので、もし私がまた家を建てるときは床上エアコンをやってみたいですねー
まとめ
結果的には寝室以外の室温は以前と何も変わらず、ただ単純に玄関と寝室が暖かくなり、狙い通りコールドドラフトの撲滅に成功しました。
早朝のリビングの床の上に寝そべった時には思わずニヤけてしまいましたよ( ̄▽ ̄)
欲を言えばエアコンの気流を感じなければ完璧だったんですが、間取り的に元のエアコン配管を利用しつつ、そのようなエアコン配置にするのは難しかったので仕方ありません。
日中は日射取得があるのでコールドドラフトは感じませんが、一番寒い時間帯である朝晩の時間帯での快適性が、高気密高断熱住宅の快適性を測る一つの指標になるなと感じましたね。
特に快適性に直結する床上温度にこだわるなら、コールドラフトを殺せる位置にエアコン配置するというのが一番コスパが良いんではないでしょうか。
エアコンは当たり前にリビングや居室に設けるものという固定概念がありますが、エアコン1台で全館空調的な運転をする場合は間取りとエアコンの配置をよ~~~~~~~~~く考えてくださいね!
そうすれば同じ高性能の家でも、更にもう一段階、二段階上の快適性を得ることができますので!
それではまた(^^)/
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