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コールドドラフト対策で玄関にエアコンを移設してみたら・・・

エアコンを玄関へ移動 空調・換気
この記事は約6分で読めます。

どうもバタピーです(^^)/

 

師走に入りまして、仕事が忙しくなってきた方も多いのではないでしょうか?

私は師走とは関係なしに不定期に忙しくなるのですが、今月は忙殺されそうです。。。

ただでさえ家事育児で残業できない&有休消化必須で、業務が増えたらそれはもう、、、( ゚Д゚)

週に一度だけランチにラーメンを食べに行くことだけが楽しみな毎日ですw

 

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コールドドラフトが目を覚ます

さて、12月に入りましたが我が家は11月末ごろからエアコン24時間暖房運転を開始しました。

最低気温が0℃近くなってくると、高性能住宅とはいえさすがに日射取得が少ない我が家も若干寒さを感じてきます。

無暖房でも室温20℃以上はキープしてましたが、我が家の弱点である玄関からのコールドドラフトが目を覚ましてしまいました。

コールドドラフトというのは、主に窓のような断熱が弱い場所から冷気が床を伝って流れてくる現象のことを言います。

樹脂トリプルサッシや高性能断熱玄関ドアであっても、断熱材が充填された壁に比べたら弱いわけです。

もちろん、前に住んでいたアパートのアルミサッシに比べたら、コールドドラフトの程度は皆無に近いくらい全然今の方が快適です。

たぶん、アルミサッシの家に住んでいる人が我が家に泊まりに来たらコールドドラフトを感じないでしょう。

 

しかし人間というのは、その良い環境に慣れてしまうんですねー

家の中のたった1℃、2℃の差を不快に感じてしまうんですよ。

私だけ?笑

 

そんなわけで、これまで玄関のコールドドラフト対策として、玄関ドアの漏気を発見して玄関ドアを交換してもらったり↓

ガデリウス玄関ドアの交換を実施
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このような対策をして、玄関ドアからの直接的な漏気はほぼ感じられなくなりました。

しかし、やっぱり玄関床上温度は他の部屋の温湿度計の値(腰高の高さに設置)より若干温度が低い↓

エアコンを玄関へ移動3

玄関床上温度はリビングよりたった1℃程度しか違わないですが、これでも若干冷気を感じるんですよ。

今の時期でこの差ですから1月2月はもっと差が顕著になります。

記憶では一番寒い時期で玄関の室温が20℃を下回るような温度だったのでリビングとの温度差は3℃くらいあったでしょうかね。

玄関横に寝室もあるので寝ているときにも、玄関から若干冷気を感じていました。

 

エアコンを玄関へ移設

そこで今回の題名にある通り、「エアコンを玄関へ移設」してしまいました!('◇')ゞ

いや、もちろん自分ではやりませんでしたよ。

エアコン取付に関する工具も知識も気力もないので。

 

具体的には、元々ここにあったエアコンを↓

エアコンを玄関へ移動

ここに移動しました↓

エアコンを玄関へ移動

これで玄関からの冷気を完全にシャットアウト!できるはず。

 

実際の写真がコチラ。

移動前↓

エアコンを玄関へ移動

 

移動後

エアコンを玄関へ移動

 

元々あったエアコンの穴は綺麗にフタをして処理してもらいました。

実はエアコンが設置されているこの壁は、外周面でもないのに防音対策としてセルロースファイバーが充填してあります。

なので、電気屋さんも困った顔しながらなんとか処理してくれましたw

エアコンを玄関へ移動6

エアコンの裏側は寝室のクローゼットになっているので、そこで配管類をぶった切って繋ぎなおしてくれました。

たまたま、なんとか移動できる位置にエアコンがあったので移動できましたが、普通は壁に穴を追加で空けたり大掛かりになるかもしれませんね。

 

エアコンを玄関へ移設後のコールドドラフトの変化は?

玄関へエアコンを移動後は明らかに変化を感じました。

まず、寝室が暖かい!

下記は寝室の室温のログになりますが、エアコンを移設した11/29を起点に室温が急上昇しています。

エアコンを玄関へ移動9

 

エアコン移設前は平均22℃前後だったのが、移設後は23℃前後と+1℃室温が上がりました。

たった1℃と思われるかもしれませんが、高気密高断熱住宅に住んでいる方にとってはわかっていただけるかと思いますが、たった1℃の変化でも快適性に与える変化は大きいものがあります。

特に寝室はじっとしていることがほとんどですので、人間の体温が低く一定に保たれる時間帯が多いことから、室温変化には敏感になりやすい場所です。

おかげで以前は薄い布団で寝ていましたが、夜中暑くてはいでしまうので、毛布1枚に変えました笑

 

リビングでの感じ方も改善され、試しに早朝にリビングの床に寝そべってみましたが、エアコンの気流は若干感じるものの、冷気は全く感じませんでした。

そのコールドドラフトの程度を測るために玄関の床上温度も測定していましたが、こちらもエアコン移設した11/29を起点に床上温度も21℃→23℃前後へ改善されています↓

エアコンを玄関へ移動10

エアコン移設工事前に玄関床上温度がガクッと下がってますが、外気温を見てみたらこのあたりか最低気温が下がり始めていたので、外気温につられて下がったようです。

エアコン移設後も外気最低気温は寒い日が続いていますが、23前後を推移しているので、明らかに玄関からのコールドドラフトは緩和できています。

 

エアコンを玄関へ移設後、玄関から離れている居室の室温の変化も見てみるとこんな感じ↓

エアコンを玄関へ移動8

外気温が1.7℃の朝の時点のデータですが、玄関床上が一番暖かく、他の部屋はほとんど同じような室温になっており、温度差はほとんどありませんでした。

 

外気温が高いと玄関と居室の室温は逆転する

玄関にエアコンを移設して意外だったことが一つありまして。

外気温がそこまで低くないと、エアコンも頑張らなくなるので風量が落ちます。

そうすると、玄関の床上はそこまで温まらなくなるので他の居室の方が室温が高くなりました↓

 

雨で外気温が高い時

エアコンを玄関へ移動12

 

 

日中の日射取得で夜でも各居室の方が暖かい

エアコンを玄関へ移動12

 

 

このことからも、やはり冬の暖房用としてしか使わないのであれば床上にエアコンを配置する方が床上温度を上げるには合理的だなと感じますね。

それに、居室にエアコンがなくても、しっかり気密断熱してあげて日射取得ができれば日中はエアコンは必要ないくらい居室も暖かくなります。

なので、もし私がまた家を建てるときは床上エアコンをやってみたいですねー

 

まとめ

結果的には寝室以外の室温は以前と何も変わらず、ただ単純に玄関と寝室が暖かくなり、狙い通りコールドドラフトの撲滅に成功しました。

早朝のリビングの床の上に寝そべった時には思わずニヤけてしまいましたよ( ̄▽ ̄)

欲を言えばエアコンの気流を感じなければ完璧だったんですが、間取り的に元のエアコン配管を利用しつつ、そのようなエアコン配置にするのは難しかったので仕方ありません。

 

日中は日射取得があるのでコールドドラフトは感じませんが、一番寒い時間帯である朝晩の時間帯での快適性が、高気密高断熱住宅の快適性を測る一つの指標になるなと感じましたね。

特に快適性に直結する床上温度にこだわるなら、コールドラフトを殺せる位置にエアコン配置するというのが一番コスパが良いんではないでしょうか。

 

エアコンは当たり前にリビングや居室に設けるものという固定概念がありますが、エアコン1台で全館空調的な運転をする場合は間取りとエアコンの配置をよ~~~~~~~~~く考えてくださいね!

そうすれば同じ高性能の家でも、更にもう一段階、二段階上の快適性を得ることができますので!

それではまた(^^)/



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コメント

  1. 家おたく より:

    こんにちは。
    エアコンは長手方向に向けるのが効率的がよいといわれていますが、玄関ホールに設置でもその他の居室などはムラなく素早く暖かくなるのでしょうか?

    自分はUA値0.46・C値0.3の平凡な住宅ですが、リビングと階段・玄関ホールが隣接(それぞれドアで仕切られている)していてコールドドラフトを相殺する為に短手方向に設置しましたが、足元に不快な冷気を感じています( ; ; )

    この記事で玄関ドアのコールドドラフトがリビングに入ってきていて、ドアの微妙な隙間をスキマプロテクトなどで塞げば、ひょっとしたら改善されるかもと期待しています!

    改善は期待できると思われますか?

    • バタピー より:

      家おたく様
      正直、すぐに家全体が温まるかと言われると、無暖房状態からだと2〜3日かかるイメージですね。
      短手方向設置だと、まずは玄関が十分温まってから、他の部屋が暖まり始める感じですね。

      家おたくさんの間取りがイメージできないですが、コールドドラフトは温度差で起きるので、いかに床上を温める&コールドドラフトの経路を遮断するかが重要だと思います。
      エアコンが天井付近についている場合、床に向かって結構強風にしないと床上まで暖気が到達しないこともあるので、風量は自動ではなく風量強めの固定がいいかと思います。ただ、リビングにエアコンがある場合は、風量が強いと不快感が出る場合があるので、こうなるとエアコンだけでコールドドラフト対策はむずかしいかもしれません。
      玄関が寒くなることを許容できるならば、ご提案の通りドアで仕切って、隙間埋めてエアコンの風向きを仕切ったドアの方へ向けてあげれ改善できるんじゃないかと想像します。
      ドア自体が冷えるのでドアを温めることでドアからの冷たい輻射熱も抑えられます。

      冬用のエアコンは、玄関とか一番寒い部屋に設置し、かつ長手方向にむけて床上設置。
      がわたしの中の最適解です。(いまさらw)

      • 家おたく より:

        バタピーさん

        バタピーさんの超高性能住宅で暖まるのに2〜3日かかるなら、自分の家がなかなか温まらないのは納得しました(´∀`*)
        室温が24℃あるのになんか肌寒く感じるのは、やはりコールドドラフトなんですかね…。

        長手方向に床上設置、間違いないです(笑)

        • バタピー より:

          室温24℃でも寒く感じるのは以前の我が家でも一緒です。。。性能を過信しすぎました笑
          コールドドラフトをなくせば改善されると思いますが、次は壁や床面温度も気になり始めます。
          やはり床暖房は楽だなと再認識。

  2. 匿名 より:

    超高性能で24℃が寒く感じるものなんですね。。
    ますますホッとします(笑)

    自宅はドア(アンダーカットあり)で仕切られているものの、リビングに隣接した階段・玄関ホールと、他に洗面脱衣・掃き出し窓(水抜き穴からと思われる冷気が不快)・一種とはいえ給気口が3つ並んでいるという、フルコンボです(;_;)

    アンダーカットは、引き戸なら換気経路でも塞いでも問題ないと目にしますがどうなんですかね?
    換気量も絞ろうと思いますが、結露の原因にならないかと躊躇しております。

    • バタピー より:
      コールドドラフトがあると、室温24℃でも足元寒いですね。。。
      コールドドラフトなければ室温20℃でも快適だと思います。

      コールドドラフトの発生場所が複数あると、対策はなかなか難しいですね。
      今現在は結露ないんですかね?解放型ストーブ使用してなければ換気量は最小にしてみるのもいいかもしれません。
      リビングだけを快適にできればいいのならば、アンダカット塞げばいけそうですが、結露リスク高くなるし、せっかくG2程度の性能あるのであんまりオススメしないですかねー
      エアコン最強にして室温上げてみて、体感どうなるかも試してみてもいいんじゃないですかね?
      我が家は今、風量落としたく無いので設定温度30℃風量MAX固定にしてますが、玄関短手方向設置なので、外気温一桁だと室温もそんなに上がりません。
      この辺は結露状況と相談ですが、昼間に勝手に乾くほどの結露であれば許容してもいいと思います。
      運用変更だけで、掃き出し窓の結露撲滅は中々難しいと思いますが。。。

  3. 家おたく より:

    度々返信感謝します。

    その性能で30℃設定だと少し暑くなりそうですが、そんな事もないんですね!
    エアコンを25〜26℃設定にすればいい感じになります。
    1℃下げると10%省エネと言いますが、それを気にして温度設定と戦っておりました(笑)
    大した性能ではないのに、過信ですね。

    掃き出し窓の結露は外気温5℃ぐらいになるとうっすらと、2℃以下ぐらいだと樹脂とは思えない程結露します( ; ; )
    室内側の水抜き穴を塞いだら結露が軽減されないか期待しています。

    • バタピー より:

      うちは日射取得も少ないし、エアコンの位置も悪いので笑
      私も当初、省エネとの兼ね合いで設定をいじくり回しておりましたが、面倒だし快適性を優先しないと意味ないなと諦めました。

      水抜き穴がある掃き出し窓は引き違いですか?
      レールがある限り外気はある程度入ってきてしまうので、水抜き穴塞ぐと少しは効果あるかもしれませんね。
      雨降った後に水抜き穴の中に水が溜まっていないか確認は必要になるかと思いますが。

  4. 家おたく より:

    古い実家よりコールドドラフトが気になる気がするのですが、気密が高いと逆に気になるんですかね。。

    掃き出し窓は引き違いです。
    確かに快適性を求めて建てた家なので、設定温度と戦うのは諦めた方が良いかもですね(笑)
    ありがとうございます!

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