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冬でも浴室を短時間でカラカラに乾燥させてカビ知らずになる方法

快適性
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どうもバタピーです(^^)/

 

突然ですがみなさん、お風呂掃除好きですか?

私は好きではないです!

好きな人は少数派ですかね?笑

私が言う「風呂掃除」とは、床や浴槽、壁をゴシゴシとスポンジやブラシで擦り洗いをする掃除のことです。

新居に引っ越してきて最初の1年くらいは定期的にやってましたが、だんだん億劫になってきて最近は2カ月に1回やれば良いほうかな、、、( ゚Д゚)

恥ずかしい限りですが言い訳させてもらうと、高気密高断熱なこの家だと浴室の乾きが早いんですよね。

すると、少しくらいサボってもいいかという感情が勝ってしまいます。。。

にもかかわらず黒カビは本当に生えにくい!

まったく生えないとは言いませんが、コーキングの1カ所だけ少し黒くなっているところがあったくらいです。

たしかにその部分は掃除がしにくく少しサボっている自覚があるので私の責任です

( ゚Д゚)

週一とかちゃんと掃除すれば、ほぼほぼ生えてこないかもしれません。

 

それと、掃除の頻度が少ない上に我が家の浴室には換気扇もついていません。

浴室排気換気扇はいらない

理由は後述しますが、それなのに黒カビが生えにくいのはなぜでしょう?

低燃費住宅やウェルネストホームは調湿できるから特別なんでしょう?

と思われるのでしたら、我が家は夏の冷房期以外は湿度高めでこれまで60%以上でした。

低燃ピスト(低燃費住宅、ウェルネストホームの施主の方々w)のおうちの多くは新築湿度ボーナスを付与されるので、初期は湿度高めになることが多いです。(一部はの除く)

それでも、我が家のお風呂がカビないのはなぜか?

 

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カビの発生条件

カビというのは湿度が高くてジメジメしてるところで発生するイメージがあると思います。

具体的にどれくらいの湿度で発生するかは、以前下記の記事で少し紹介しましたが乾燥に強い「乾性カビ」で湿度65%以上の状態が数日経過すると発芽を開始するそうです。

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まあいろんな条件があるので一概には言えないので目安でしょうけどね。

水分がずっと残ってれば繁殖する時間を与えていることになるので、水分をいかに早く蒸発させることも重要です。

それに、カビが生えるということは空気が淀んでいる可能性が高いです。

カビ菌は大小の違いはあれど、どの家の空気中にも普通に存在していますが、空気が循環していればカビ菌はその場に留まれないので、即座に問題になることはありません。

しかし、空気が淀んでいるとその場に留まってしまい、餌である水分や汚れがあるとどんどん成長してしまうのです。

浴室の通風が悪ければすべての条件がそろうため、浴室はカビが生えやすいんですね。

夜に浴室を使って朝になっても濡れているような状態だと、毎日濡れている時間が長いのでリスクが高いです。

つまり、水分をすぐに乾燥させて湿度を常に65%以下に保つことが重要です。

 

乾燥の三大要素

乾燥を促すためにはどうしたらいいかと考えるときの材料として「乾燥の三要素」というものがありまして、それは

熱、風、湿度 の3つが重要です。

これはドライヤーを想像すればわかりやすいですね。

高温で大風量の風を当てるとあっという間に乾きます。

その時の空間の湿度が低ければさらに乾燥しやすくなるというものです。

高温で大風量でもサウナの中では乾いてもすぐ湿気りますからねw

 

浴室にカビを生えさせないための対策

カビの発生条件と乾燥のポイントがわかれば対策がたてられます。

熱:風呂上り時、床や壁を熱湯シャワーで流す

まずは「熱」に関してですが、風呂上りに熱湯(50℃以上を推奨)シャワーを壁にゆっくり流して、最後に床の髪の毛等のゴミを排水口へ流すように、コーキング部分を念入りにゆっくり熱湯でながしてあげます。

こうすることで、浴室の壁と床の表面温度が上がるので乾燥スピードが上がります。

熱湯なので皮脂汚れなんかも、ざっくり洗い流せるので一石二鳥です。

ただし、熱湯でカビは死滅するなんて言われてますが、一度目に見えるほどに成長したカビは成長を止めたり緩やかにすることは可能ですが、熱湯を数秒かけただけでは死滅しません。

カビが菌や胞子の状態であれば「文科省のカビ対策マニュアル」では50℃~60℃で5分以上加熱すると死滅できるとあります。

この熱湯を浴室の各部位で5分間ずつ流してたら、給湯費と水道料がとんでもないことになるので現実的ではありません。

「死滅」させることを考えるのではなく「成長させない」ということを目的にしましょう。

熱湯を流すときはやけどに注意( ゚Д゚)

 

風:サーキュレータで浴室へ風を送る

脱衣場壁かけサーキュレータ

次に浴室に向かって風を送ってやるとさらに乾燥が促せます。

一般的には浴室の天井に排気換気扇がついていますが、「浴室から排気」するよりも「浴室へ吸気」する方が、浴室の床や壁、特に隅のコーキング部分に風がしっかり当たるので、乾燥効果が3倍増しくらいになる印象です。

熱湯で表面温度も上がっているので、この2つの方法でかなり効果がでるはずです。

我が家の場合は、脱衣場の壁にサーキュレータを固定しています

元々こうする予定がなかったのであとからDIYでつけました。

MAX風量で運転していて、タイマーで3時間程運転すれば浴室の床だけでなく浴槽も含めてカラカラに乾きます。

 

湿度:①熱湯シャワー時のみ排気換気扇を回す

最後に湿度についてですが、お風呂上り時に熱湯シャワーを流すと浴室は湯気で充満しているかと思います。

この湯気も家全体からしたら大した量ではありませんが、蒸発して水蒸気になると浴室の湿度を上げることになりますから、乾燥させたい場合は浴室天井の排気換気扇で排気してあげます。

ただし、長時間回す必要はありません。

家の空気を外に排気するということは、排気した分だけ家の隙間から外気を取り込むことにもなります。

長時間回すと冬だと外気の冷たい空気を取り入れてしまうので室温が低下してしまい不快になってしまいますし、乾燥の三要素のが奪われてしまいます。

そのため、換気扇を回すなら熱湯シャワーをかけている間のみで十分です。

簡易的に計算すると、浴室の気積が5m3で換気扇の風量が100m3/hとすると、わずか3分で浴室内の気積分の空気を排気できてしまいますので、ほんのわずかな時間で十分です。

室内が乾燥している場合は換気扇は回さない

※ただし、この「排気換気扇を回す」という対策に関しては低燃費住宅やウェルネストホームのような「冬でも乾燥しない家」向けの方法です。

我が家がそうでしたが、冬でも室内の温度23℃湿度60%程度をキープできると確かに快適ではありますが、掃き出し窓のガラスの下部が結露する可能性が高まります↓

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そのため、冬であっても湿度が上がりすぎないように適度に除湿してやるための方法になります。

冬に室内が乾燥してしまうという家であれば、むしろ浴室の湿気を室内に回収した方がメリットが高いので、この対策だけは実施しない方がいいでしょう。

湿度:②24時間換気の風量を上げる

24時間換気風量最大

前述したように低燃費住宅(ウェルネストホーム)は加湿器等で加湿しなくても湿度が維持できることが特徴ですが、新築時は特に「湿度ボーナス」によってさらに高めになります。

浴室のカビリスクを低減するためにも、冬の早朝の結露を防ぐためにも、家全体の湿度を落とす必要があるので24時間換気の風量を上げることで対処しています。

普段は24時間換気の風量は一番最小に設定していますが、風量を上げると冬の外気の乾燥した空気を取り込む量が増えるので湿度を下げることができます。

ただし、これも熱交換式の換気でないと室内へ冷たい空気を大量に入れることになるので、第3種換気の場合は長時間やらない方がいいかもしれません。

そのあたりは湿度をモニタリングしながら調整しましょう。

我が家の場合は、換気量MAXは就寝時はうるさいので、夜9時~朝6時の間だけ換気量が最小でその他の時間はMAXになるようにタイマーで自動設定しています。
(換気自体にタイマーはついていませんが、スマートリモコンで対応してます。このあたりの方法はまた別記事にしたいと思います。)

NATURE remo で24時間換気自動調整

上記対策を実施することで「湿度ボーナス」が落ち着いてきた我が家の今現在では、1日を通して室温23℃湿度50%~60%前後をキープすることができています。

夜に炊事、お風呂、室内干しをしても23℃で湿度60%までしか上がらなくなりました。

カビリスクはかなり低減することができています。

ただ、真冬の早朝の氷点下になると23℃湿度60%は窓の結露リスクがまだあるので、早朝時点で23℃50%程度まで落としたいところです。

注意:今回は冬を想定していますので、梅雨や夏の高湿度な時期では24時間換気の換気量を増やすと逆効果なのでご注意ください。

 

注意点:掃除を怠ればピンクカビは生える

以上が、我が家で実施している浴室のカビ対策になりますが、これで浴室の黒カビは全くと言っていいほど生えてきません。

しかし、新築当初数カ月は良かったのですが、やっぱり目に見えない汚れが蓄積してくると乾きが悪くなってきて「ピンクカビ」が出現しはじめます。

少し調べたらピンクカビは「カビ」ではなく「酵母菌」のようです。

カビではないと聞くと少し心穏やかになれます笑

 

ブラシとかで床を擦る掃除をしないでいると、このピンクカビはどうしても発生してしまいます。

ピンクカビは水分さえあれば発生できるらしく繁殖スピードも速いようです。

まぁブラシでこすればとれるので定期的な掃除は高気密高断熱住宅でも必要です。

我が家の浴室はTOTOのサザナで床が「ほっカラリ床」ですが、壁と床の取り合い部分のコーキング、水が流れるための「格子状の溝」にピンクカビが生えやすいです。

TOTOサザナほっからり床は掃除しにくい

この「格子状の溝」のせいで、同じ場所でも縦と横の格子に沿って2回こすらないとピンクカビがとれません。。。

これが結構大変なので、このような床を選ばれる際はご注意を!

 

浴室以外のカビ対策

浴室のカビに関して我が家で対策していることを紹介しましたが、浴室以外のカビに関してはどうすればいいか。

我が家の場合は、何もしてません!

高気密高断熱になると家全体の湿度管理が容易になります。

確かに一部の窓が結露することもありますが、量は少ないしすぐに乾くレベルです。

浴室は湿気と汚れが集中するので少し気を使う必要はありますが、それ以外の場所、例えば、クローゼットや収納等の空気が淀みそうな場所に温湿度計を置いて確認しましたが、室内と変わらない温湿度を保つことができています。

湿気取りグッズや、窓開け換気、窓の結露水の除去等の対策をしなくていいというのは本当に楽です。

 

まとめ

 

正直、サーキュレータで浴室に吸気するという方法が一番手軽で効果があると感じていますので、すべての家庭で実施して頂きたい対策になります。

我が家はこのサーキュレータを配置しなくてもいいように、浴室への吸気ファンを壁に設置しましたが、風量が少なくて物足りない感じでした。

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しかし、この方法はかなり効果がある方法なので、機種選定に注意さえすればものすごくおススメな方法です。

本当なら浴室天井に「吸気」ができる換気扇があればベストなのですが、我が家の施工工務店ではその実績がないようで、採用できませんでした。

これらの運用上ほとんど使わないのに浴室天井の換気扇用の穴が断熱欠損になるだとうし、浴室の湿気が排気管内に滞留してカビてしまうのが嫌だったので、浴室の排気換気扇は無駄だと感じて何もつけませんでした。

結果的には低燃費住宅(ウェルネストホーム)は湿度が高いので保険のためにつけておいても良かったかなと思いますが、湿度ボーナスが終了すれば必要なくなるかと思ってます。

一般的な乾燥する住宅においても、浴室へサーキュレータ等で吸気できれば、天井の排気換気扇はむしろ必要ないかと思います。

あとは各部屋や各フロアに1つでもいいので湿度精度の高い「温湿度計」を設置して湿度を管理しましょう。

私がおススメするSWITCHBOTの温湿度計なら、精度も高くスマホで何台もの湿度計の値を1つの画面で確認できるのでお勧めです!

AMAZONでは明日12/1までサイバーマンデーセール中で1500円程で購入できますのでチャンスです!

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以上、参考になれば幸いです。

それではまた(^^)/



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