どうもバタピーです。
5月に入ったころから気になっていた「補助金」についてやっと動きがありました!
というのも例年4月か5月ごろには補助金の募集が始まっているのに今年に限っては、6月中旬までなんの動きもない状態だったのです。
国会の予算案では十分に金額は用意してあるような発表だったのに、もしかして今年から「補助金撤廃」!?なんて不安になっちゃいましたよ(゜o゜)
そして6/21についにH29年度の地域型住宅グリーン化事業の公募が始まりました↓
H29年度はH28年度と何が違う?
「地域型住宅グリーン化事業」は以前からあるものですが、毎年少しずつ内容は変わっているようです。
募集要項にざっと目を通して今年は何が変わっているかを調べてみました。
補助金額
気になる補助金額はH28年と変わりません!
大手ハウスメーカー向けのZEH補助金が125万⇒75万に減額になっているのでもしや、こっちも減額になるのかと心配していましたが大丈夫でした。よかったよかった(^.^)
種類 | 補助金額 |
長寿命型(長期優良住宅:木造、新築) | 100万円 |
高度省エネ型(認定低炭素住宅:木造、新築) | 100万円 |
高度省エネ型(性能向上計画認定住宅:木造、新築) | 100万円 |
高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅:木造、新築・改修) | 165万円※1 |
優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物(非住宅):木造、新築) | 1万円/1㎡ |
※1 ただし「ゼロ・エネルギー住宅」は工務店によっては下記のように減額されます。
ゼロ・エネルギー住宅の1 戸あたりの補助金の上限金額は、平成27・28 年度の2年間の地域型住宅グリーン化事業のゼロ・エネルギー住宅の補助金活用実績が
・4 戸(8 戸※1)以上の場合は1 戸あたり150 万円。
・4 戸(8 戸※1)未満の場合は1 戸あたり165 万円。
過去2年間にこの補助金に積極的に応募している工務店は150万円に減額されるので、自分の工務店に確認してみてください。
ゼロエネルギー住宅の性能
ゼロエネルギー住宅に求める基準が下記のように変更になったようです。
ゼロ・エネルギー住宅の性能の変更について
外皮基準はZEH の強化基準とすること。かつ、再生可能エネルギーを除いた設計一次エネルギー消費量の基準一次エネルギー消費量からの削減率を20%以上削減することとします。
外皮基準はUa値のことで地域により値は下記のように異なります。
(引用元:http://www.ykkap.co.jp/pro/law/supportguide/zeh/index2.html)
ZEH基準はH25基準よりも厳しい条件となっており、私の住む土地は「5地域」になります。
よってUa値0.6以下が基準となりますが、低燃費住宅の平均Ua値は0.35付近です。
つまり、低燃費住宅は標準で北海道のZEH基準よりも高性能なのです。
そして今回の補助金の基準にはもう一つ基準がありまして、
再生可能エネルギーを除いた設計一次エネルギー消費量の基準一次エネルギー消費量からの削減率を20%以上削減すること
何言ってんの?って感じですよね笑
要は、太陽光パネルをいっぱい載せてゼロエネルギーにするんじゃなくて、建物自体の性能を上げたりエコな家電を利用して、日常使うエネルギーを減らした家にしてくださいってことです。
これが本当の「エコ」ですよね。
たくさんエネルギーを使う燃費の悪い家でも、太陽光発電でたくさんエネルギーを作れば「ゼロエネルギー住宅」になっちゃうのはおかしいですから、良い傾向なんではないでしょうか。
補助金の配分
基準をクリアすれば補助金がもらえるわけではなく、性能の高い家を多く作っているグループに優先して補助金を配分するようです。
ゼロ・エネルギー住宅の優先配分について
建築物省エネルギー性能表示制度によるBELS 認証の普及の観点から、住宅の省エネ性能の見える化を推進するための活動を行う施工事業者で 「5.3.3 高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅)に関する評価の視点・ポイント」に示す(1)~(4)の全ての条件を満たす施工事業者(以下、BELS 工務店という。)の割合が高いグループに対し優先配分をします。また外皮性能の向上への誘導を図る観点から、外皮平均熱貫流率のランクアップに該当する住宅を供給する割合が高いグループに対し優先配分をします。
大手ハウスメーカーのZEH補助金はすでにこの方法をとっていますが、中小工務店向けのこの補助金でもランキング形式で配分されるようになったようですね。
性能の高い家を標準で作っているような工務店グループで応募すれば、補助金が下りる確率も高まりそうです。
補助対象工事
これは衝撃でしたが、太陽光発電工事は補助対象工事から外れたようです。
補助対象工事の太陽光発電工事について
太陽光発電工事は、普及状況から補助対象工事から除きます。
・一次エネルギー消費量計算には算入して下さい。
・余剰買取のみが対象住宅となりますのでご注意ください。(全量買取は対象外)
私の勘違いなら教えてほしいのですが、これって太陽光パネル自体の購入費用も対象外なんですかね?
だとしたら、太陽光パネルってかなり高額ですからそれが対象外だと、せっかくパネル載せても満額165万円もらえない人がかなりでてくるんじゃないかと思っちゃいます。
ご存知の方いたら教えてください!
違いは「ゼロエネルギー住宅」に関してがメイン
ざっと目を通したところ「ゼロエネルギー住宅」の補助金に対する変更がメインであることがわかりました。
年々その基準が厳しくなっており、補助金も減額になる傾向が出てきましたから、補助金欲しい!って方は早めに情報収集しておいた方が良さそうです。
ただ、補助金をもらうためにはたくさんの資料の作成が必要で、費用もかかりますから工務店の負担も大きいです。
その工務店の補助金に対する姿勢も様々ですからよく相談して進めるといいと思います。
補助金欲しいからって焦って家づくりをすると間違いなくどこかで後悔すると思うので。
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