どうもバタピーです(^^)/
桜も散りゆき、日中は暖かく、暖房の出番もめっきり少なくなりましたね。
我が家の冬の命綱である石油ファンヒーターも、灯油をわずかに残したところで最近は出番がほとんどありません。
そろそろ、クローゼットにしまおうかという話を妻にしたところ、まだ朝晩は寒いからゴールデンウィークまではしまわないで欲しいと言われてしまいました。。。
ちなみに去年か一昨年も、妻の要望で1年のうちコタツをしまったのは夏の2ヶ月程度でした笑
(コタツ布団も設置されたまま)
妻の寒さへの嫌悪感はハンパないものがあります。
今回はそんな妻の救世主。石油ファンヒーターについてのお話です。
前回、健康調査に協力していますという記事をあげましたが↓
この調査の中で「二酸化炭素濃度」を測れる機械も設置していました↓
ティアンドデイ(T&D) [TR-76UI] CO2 温度 湿度データロガ TR76UI
この機会の下の段に表示されている「760ppm」というのが二酸化炭素濃度のようですが、この二酸化炭素濃度の正常値や異常値がどれくらいなのか気になったので調べてみました。
Contents
二酸化炭素濃度を表すppmとは?
二酸化炭素濃度は前述の測定器の表示のように「ppm」で示されます。
「ppm」とは「%」と同じように割合を表す記号です。
「%」は 1/100 を表すのに対し、「ppm」は 1/1000000 を表します。
例えば、
1000ml(1L)の水に10mgの食塩を溶かした場合、塩分濃度は「1%」です。
10 ÷ 1000 = 0.01 x 100 = 1%
これを「ppm」で表すと、
10 ÷ 1000 = 0.01 x 1000000 = 10000ppm
つまり、1% = 10000ppm です。
逆を言えば、1ppm = 0.0001% を表すということです。
「ppm」とは非常に小さな値を表すということがわかります。
二酸化炭素濃度による人体への影響
室内を締め切った状態で換気しない状態ですごしていると、人間の呼気やらガス調理機やら石油ストーブやらで二酸化炭素濃度は上がっていきます。
二酸化炭素濃度が上がると、集中力が落ちたり、眠気、倦怠感、頭痛等を引き起こします。
小学校時代、冬は教室を石油ストーブで暖めていましたが、時間がたつと頭がボーっとして眠くなってくることを良く覚えています。
なので、休み時間になると毎回換気をして空気の入れ替えを行っていました。
この換気を行わなかった場合、二酸化炭素濃度がどれくらいになるとどんな症状が現れるのか基準がないか調べてみました。
空気中のCO2濃度 | 人体の影響 |
250-350ppm | 大気中における通常濃度 |
250-1000ppm | 換気が十分実施されている屋内の通常数値 |
2000-5000ppm | 換気の悪い部屋
頭痛、眠気、倦怠感、注意力散漫、心拍数の増加、吐き気の発生 |
5,000ppm以上 | 作業場所としての限界値(8時間-TWA) |
>40,000ppm以上 | 酸素障害誘発、脳へのダメージによる昏睡、最悪死に至る |
引用:http://www.rielloburners.co.jp/measuring/coとco2濃度の人体への危険度に関して/
換気が十分だとされる理想的な室内の数値としては「1000ppm以下」のようです。
それを超えると各症状が現れて健康を害することになります。
バタピー家の二酸化炭素濃度
上記の数値を知り、ほほーなるほど!と思いながら、ふとバタピー家の数字を確認しました。
その結果がこちら↓
朝6:30ごろの値です。
妻と子供はまだ寝ていますが朝早くに目覚めて、PCで情報収集をしている時でした。
暖房機器は一切つけていない状態です。
1088ppmなら上記の表では、正常値をわずかに超えてはいますが許容範囲内でしょう。
ただ、気温が少し低くて肌寒かったため、いつも通り石油ファンヒーターをON。
その2時間後がこちら↓
8296ppm!!
いやいや、高すぎでしょ!
労働衛生法上の限界値の5000ppmを軽く超えてます。。。
即座に体に症状がでてきはしませんでしたが、これまでこの状態で長い時間すごしていたのかと思うと急に焦りが。。。(きっと妻のイライラもこれが原因だったのか?)
その上、普段0歳の娘にこんな環境で生活させてしまっていることに、ショックです。。。
この値は私がたまたま目にしたときの値なので、常にこの値ではありませんでしたが、石油ファンヒーターをつけて設定温度になるまでの数時間はおそらく高い値を示していたと想像できます。
設定温度に達すると弱運転に切り替わり、だいたい2000~5000あたりで推移していたと思います。(それでも高いけど。。。)
二酸化炭素濃度が高い原因
じゃあなぜバタピー家はこんなにも高い値を示していたのか。
理由は簡単で、換気を一切していないから!
というのも、妻が花粉症であることはこのブログで何度も言っています。
換気をすると途端に花粉が大量に入ってきて妻がスーパーサイヤ人になってしまうので、花粉の時期はほとんど換気をしません。
それに加えて石油ファンヒーターを稼動させることで、二酸化炭素が大量に室内に放出され、このような高い数字になったと考えられます。
どれくらい換気をすればいいか
対策は簡単で換気をすればいいんです笑
妻がいない時に試しに換気してみましたが、ものの5分で5000ppmから1000ppm程度まで下がりました。
花粉症の人がいる場合、5分でも窓を開けようものなら、かめはめ波をくらうと思うので、その場合は1~2分程度でも効果はあると思います。
室内の湿気をとばそうと考えると結構長い時間換気が必要ですが、二酸化炭素濃度を下げる目的の換気であればちょっとで済みます。
真冬だと窓を開けたら寒いじゃんか!と思われますが、1時間に1回数分程度の換気であれば、そこまで不快なほど室温の低下はないでしょう。
石油ファンヒータ使用時は換気を忘れずに
今回はたまたま二酸化炭素濃度計を設置する機会があったので確認することができました。
しかし、一般家庭で二酸化炭素濃度を計測する機械を置いているところはまれでしょう。
室内の二酸化炭素濃度による影響がどんなものかを知っている人は少ないでしょうし、現在の建物は24時間換気が必ず設置されてますから、今回のような値はでないかもしれません。
高気密住宅では石油ファンヒーターのような開放型のものを使っちゃいけないような話もありますが、これは24時間換気も止めて換気をぜずに長時間使用した場合に問題があり、換気をしてれば問題ないわけです。
ただ、24時間換気の換気量は少ないですから窓を開けたときのようにすぐに排出できないでしょうし、もし寝落ちしてそのままファンヒーターを使い続けているともしかしたら、危険かもしれません。
なので、「高気密住宅では使わないほうがいい」と言われているんだと思います。
私が住んでいる賃貸アパートのC値は7でしたが、この程度の気密性の建物でも危険な値になることを考えると、使う気にはなれませんがね笑
使うなら「FF式ストーブ」と言われる方式のものを選択するといいでしょう。
ただ、賃貸ではそんな選択肢はほぼないでしょうから石油ファンヒーターのような開放型の暖房機器を使用する場合は、換気をしっかりするようにしましょう。
と、いうことを暖房を始める前の時期に言えば良かった!笑
ではまた(^^)/
コメント
小学校のストーブは排気用の煙突があるので、負圧による自然吸気で
二酸化炭素上昇は大丈夫そうですけど
あ、ストーブに煙突付きのものもあるんですね。
うちは比較的新しかったのか、煙突無しのものでした。