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<注意喚起>ダクトレス一種換気の誤作動について

スティーベル フィルター交換 空調・換気
この記事は約4分で読めます。

どうもバタピーです(^^)/

外は寒いですが、高気密高断熱住宅の家の中は暖かくて在宅ワークも快適にできています。

職場の同僚に在宅ワークしないの?と聞くと「家じゃ電気代、冷暖房代も増えるし、そもそもデスクを置ける場所もない」という回答が多かったです。

確かに私も以前住んでいたアパートだったら、同じ理由で会社行ってたかもしれません。

環境が悪いところに長時間いたくないですからね。

アパートに住んでいた時は「環境が悪い」ことに気づいていませんでしたし、これが「当たりまえ」と思っていましたが、高気密高断熱というワードに出会ってからは、住宅の見方がガラリと変わりました。

マイホームを持つことが一番良い選択肢だとは思いませんが、それぞれに合った「住環境」を整えることはQOLの向上に間違いなく寄与すると思います。

注文一戸建てという選択肢を選んだ方にとってこのブログの情報が役に立てば幸いです。

 

さて、今回のテーマは「ダクトレス1種換気」を採用している方や採用予定の方への情報共有です。

私が「ダクトレス1種換気」を採用したかった理由はコチラ↓を参照ください。

低燃費住宅のすごいところ(ランニングコスト)
どうもバタピーです。 前回は私が「低燃費住宅のすごいところ(光熱費編)」をとりあげました マイホームを持ったら必ず考えておかなくてはいけないのが家のランニングコストです。 今回は光熱費以外のランニングコスト(修繕費...

 

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ダクトレス1種換気が正常に作動しない

「換気が正常に作動しない」のは高気密高断熱住宅において重大な問題です。

高気密であるため、家の空気の流れをきちんと計画できるわけですが、換気がうまくいかないと室内で温度差が生まれたり、空気が淀んで湿気が排出されなかったり快適性に影響します。

我が家も新居へ引っ越してから3カ月間、ダクトレス1種換気が正常に動作していなかったことが判明しました↓

ダクトレス1種換気はここに要注意!3ヶ月間、正常に換気されていなかった理由
どうもバタピーです(^^)/寒くなってきましたねー急激な温度変化に体がついていけていない人も多いんではないでしょうか?保育園に通い始めた娘もちょいちょい熱をだすようになりました。保育園通いだすとしょうがないって聞いてましたが...

詳細は上記記事を見て頂ければと思いますが、具体的には下記のように熱交換無しモード(ただの換気モード)にしているはずなのに全ての換気が吸気になってしまって換気できてないという症状でした。

 

施工ミスしやすいポイント

配線の仕方と本体設定

この事例は低燃費住宅やウェルネストホーム標準のヴェントサンはHPを見る限り、我が家のスティーベルよりも配線が簡単そうだったので、ヴェントサンを採用した家では発生しにくいと当初は考えておりました。

ヴェントサンとスティーベルの配線イメージ図↓

ヴェントサンとツインエアーフレッシュの違い1

 

 

 

しかし、ヴェントサンの施工要領書を見ると「吸気」と「排気」を固定するための、「コネクタの接続の仕方」が重要なようです。

ヴェントサンとツインエアーフレッシュの違い2

ヴェントサンは上記左図のように、コネクタを刺す方向で「吸気」「排気」が入れ替わるようです。「最重要項目」とわざわざ記載してますねw

もちろん配線自体の接続が正しいという前提です。

コネクタが上下逆でも刺さってしまう設計がミスを誘発してしまうんでしょうね。

我が家のスティーベルのツインエアーフレッシュの場合、本体のスイッチを切り替えないといけないのですが、初期設定が全て「吸気」側になっているので、この設定を忘れると我が家のように6台全て「吸気」という状態になってしまうようです。

 

 

施主自らもチェックを

施工要領書を見ると確かにこれは間違いやすいなと思うところもありますが、施工後のチェックをしっかりしていれば防げるはずです。

しかし、これまで私だけで5件以上の報告を受けているので、ひょっとして

施主が気づいていないだけで実は換気が正常に動作していない家が他にもあるんじゃないかと思い、今回、再度記事にしました。

 

●チェックポイント

・吸気側と排気側それぞれ偶数台になっているか

・設計された通りの2台1組のペア構成になっているか

一般的には30坪程度の家であれば、6台ほど設置されていることが多いので、3台が吸気、残り3台が排気、になっていることを確認しましょう。

その上で、ヴェントサンであれば2台1組で交互に吸気排気されますので、設計者が意図した配置構成(換気経路)になっているかも確認しましょう。

念のため熱交換モードと熱交換無しモードの両方で確認できれば確実です。

特に「室内の湿度がやたら高い、低い」という場合には換気を疑ってみるのも1つです。

一度もチェックしたことがない方も試しにチェックしてみてください。

 

それではまた(^^)/



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コメント

  1. neco より:

    バタピーさん、

    ヴェントサンユーザーで色々試して遊んでますが、お陰で6台全部が排気となる配線であることが分かりました笑

    吸気と排気の組み合わせも設計者が計画して決めているはずなので、それも併せて確認した方が良いかもしれません。

    配線間違えていて低燃費仕様なのに冬に、加湿器焚いていた家があったと工務店から聞きました。
    気密が良すぎるだけに、換気の影響は大きいですね。

    • バタピー より:

      neckさん

      全部排気w、我が家の逆バージョンですな。
      おっしゃる通りですね。設計者の意図でペアになっている組み合わせがあるはずだから、その通りになっているかのチェックも必要ですね!
      低燃費で冬に加湿器は、今回の問題が関係してる可能性ありですよね。

      今思えば、我が家は熱交換無しモード時は居室に吸気になっていますが、居室は排気にしたほうが気流を感じにくくなって良かったのかなとも思います。
      ヴェントサンならスティーベルより風量も小さくできるのが羨ましいw

  2. neco より:

    バタピーさん、

    我が家のヴェントサン配線間違いのその後です。

    ご存知のようにヴェントサンの場合、配線の接続を変えることで吸気と排気を(ファンの回転する方向)切り替えます。
    そしてコネクタをひっくり返して接続することができます。

    つまり、ファンの回転方向を切り替えるには、
    1.コネクタの向きを変えて接続する
    2.コネクタは向きを変えずに配線の信号とGND線を入れ替える
    で実現します。

    今回、分かったことは、ファン側とコントローラ側で同じコネクタの接続部において施工説明書の記載内容が違う、ということです。どちらかが1のパターンでもう片方が2でした。

    今はもう改善されているかもしれないのですが、我が家で起きた事は
    「電気屋さんは1のパターンで施工」
    「工務店は2のパターンだと思ってチェック」
    加えて気密が良すぎた影響なのかファン制御が切り替わっても吐き出し側が支配的となりほぼ全てのファンが吐き出しになった。

    ということではないかと推測されます。

    日本メーカーなら誤組のない工夫をしそうですが、施工者に頼るスタイルのようです笑

    • バタピー より:

      necoさん

      施工説明書の書き方も問題だったわけですね。ただでさえややこしいのに笑
      いずれにせよ、配線のチェックだけでなく、作動チェックも必須ですね!

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