どうもバタピーです。
前回の記事では「一条工務店を選ばなかった理由」を取り上げました↓
今回はスウェーデンハウスを選ばなかった理由です。
スウェーデンハウスは親戚が2、3年前に建てた時にいろいろ話を聞いたり、実際に自分の目で見たりして結構、好印象の家でした。
外観もおしゃれですし、性能もいい、妻もそのビジュアルに一目ぼれしてました。
ただ値段が高いよとは言われましたが・・・笑
その後、自分なりにいろいろ調べまして、結果的にスウェーデンハウスは選びませんでしたので、その理由を今回取り上げます。
スウェーデンハウスを選ばなかった理由
第1種換気(ダクト)を標準としている
私が家づくりで一番悩んでいたことが「24時間換気システム」です。
一条工務店もそうですが、スウェーデンハウスでは「第1種換気(ダクト式)」を採用しています。寒冷地では「第3種換気」を採用してるそうです。
むしろ最近の換気に力を入れているハウスメーカは第1種を標準としているところが多いですね。私がいろいろ聞いて回っていたときは半分以上が第1種を採用していました。
24時間換気方式の種類はいろんなホームページで書かれておりますので割愛しますが、私は第1種でダクトを使用しているっていうところがどうしても気になってしまい、第1種の採用に踏み切れませんでした。
第1種で気になった点ですが、
●屋根裏や床下等に大掛かりな換気装置を設置する必要がある。
イメージ↓(画像はこちらから拝借しております→http://blog.livedoor.jp/tomorou_e/archives/36231633.html)
「機械に頼りすぎない」という私の基準からするとこのダクトたちがどうも、生命維持装置みたいに見えてしまって機械に生かされている感がぬぐえず・・・好きになれません。
大掛かりなので設置費用も、24時間換気システムが壊れたときの修理費用も怖いです。
あるハウスメーカに聞いたところ
「世の中でも導入してから10数年たってきているので、そろそろ耐用年数越えの家もでてきいるが、換気本体の修理が必要になったケースは1件だけで、簡単に壊れるものではない」
とのことでした。じゃあその1件は修理費用にいくらかかったんですか?と聞くと
「そのケースの時は本体交換が必要で60~70万くらいでした」
とのことでした。なので、家を建てる方の考え方次第だと思いますので、どれが正解かはないと思いますし、これから主流になっていけばもっと信頼性はあがってくると思います。
●ダクト内のメンテナンス問題
これだけたくさんのダクトが各部屋に必要になりますから、上記の写真のように家じゅうにダクトが張り巡らされます。
私たちが家の中で吸う空気はこのダクトを通ってきますから、当然ダクト内は清潔に保たれなければいけません。
ハウスメーカが言うには「換気をとめなければ、常に空気が循環しているからホコリがたまるようなことはないので大丈夫」と言われたのですが、やはり心配。
もし内部の点検や清掃が簡単にできるなら良しとしようと思ったのですが、あれだけの本数と長さのダクトの中の点検ってどうやるんだ?
と営業マンに質問したらやはり、「基本的に点検はしない、今まで問題になったことはない」ということで、納得いく回答は得られませんでした。
ダクト内のメンテナンスについていろいろハウスメーカ・工務店に聞いて回ったところ一番よさそうだなと思えた構造が、
「2階建ての家の中心に床から天井まで一直線の太いセンターダクトを設け、各部屋へのダクトの長さは必要最小限にしている」という下記の吉建ホームさんはなかなか工夫されていていいなと思えました。
このように上記のようなメンテナンス可能な第1種換気を施工してくれる会社で建てるなら選択肢の一つとしてもいいなと思いましたが、大掛かりな機械には変わりはありません。
やはり換気は機械に頼るしかないのかなぁと、当時はあきらめムード。。。
冬季の室内の乾燥
最近の高気密高断熱の家の欠点は冬季の室内の「乾燥」です。
これはどこのハウスメーカーに聞いても頭を悩ましているようでした。
スウェーデンハウスも同様で、上記の第1種換気を採用しないならば第3種換気を採用することになり、そうすると外気が直接取り込まれてしまいますから、冬はより乾燥が進むでしょう。
対策としては「観葉植物」「加湿器」で対応してもらうとのことで、他社でも同じ質問を必ずしているんですがだいたい同じ回答でした。
ただ、スウェーデンハウスは無垢の木をたくさん使っているので調質効果が高いことから、他社よりは乾燥しないことは期待できそうですし、観葉植物が似合う内装ですからもういっそのことスウェーデンハウスでいいんじゃないかとさえ思っていた時期もありました。。。
コストパフォーマンスが悪い
コストパフォーマンスに関しては下記の記事で取り上げてますので、こちらを参考にしてください↓
スウェーデンハウスは坪単価が高いのでイニシャルコストが高いことは有名ですが、じゃあメンテナンスコストも含めるとお得なのかシミュレーションしてみると、そこまで良い結果ではなかったので、コスパが悪いと判断してあきらめました。
低燃費住宅に出会ったから
これまであげてきた「スウェーデンハウスを選ばなかった理由」は、よく考えてみるとスウェーデンハウスだけに欠点があるわけではなく、その他多くのハウスメーカーが悩んでいることだと気付きました。
なので、これを全て満足させるのは難しいんだろうなーと諦めかけていたところ、「低燃費住宅」に出会いました。
低燃費住宅についてネットで調べていくうちに、低燃費住宅はこれら全てを解決してくれるかもしれないと感じ、2回しか訪問していないのに、業務依頼(設計契約)をしてしまいました笑
他のハウスメーカーとスペックで比較すると低燃費住宅は圧倒的に良かったので、なんの迷いもありませんでしたね。
低燃費住宅に出会っていなかったらどこを選んでいたのかはわかりませんが、妥協に妥協を重ねて一条かスウェーデンハウスのどちらかになっていたかもしれません。
ただ、低燃費住宅は値引きはいっさいなく金額も高いので、こちらも設備関係で多少妥協が必要になりましたが、、、笑
次回からはその低燃費住宅について取り上げていこうと思います。
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