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シロアリ対策を考える(基礎編)

基礎
この記事は約6分で読めます。

どうもバタピーです(^^)/

実家にいる甥っ子が手足口病にかかったらしく、しばらく帰ってくるなと言われました笑

どっちにしろこの雨じゃ、出かける気もうせてるのでいいんですが、初めて聞く病名だったので少しびっくり。

ググってみると夏場に流行るものなんですね~

子供の病気についても何にも知らないので、どんな分野でも知識を持っておくことは大事ですね!

 

そこで、今回は家を建てるうえで非常に怖いシロアリについて、私が知っている知識をまとめておきます。

低燃費住宅ではハウスガードシステムを採用していますが、今回はそれはおいておいて基礎の構造を中心に考えたいと思います。

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シロアリは害虫ではない

シロアリと聞くと、家が食べられてしまう害虫というイメージがありますが実は害虫ではありません。

シロアリは世界に2000種類ほどいるらしいんですが、そのうち建物に害を与えるのは数十種類程度なんだとか。

シロアリは森林の中で枯れた木材や葉っぱなどを食べて、分解し土に戻すという自然の中で重要な役目を果たしているんです。

そして、このシロアリは私たちの身の回りに当たり前に存在しています。

普段土の中にいるので人間の目につかないだだけで、どこの家の庭にも高い確率で存在しているものだそうです。

だから、庭にシロアリがいたからって焦る必要はなく、ウチに近づくなよーって声を一言かけてやってください笑

 

シロアリはどうやって侵入するのか

 

どこにでもいるシロアリですから、あとからその土地に家を建てればその家の下にシロアリがいる可能性も十分にあります。

シロアリからしてみれば、むこうからエサがやってきたって感じですね。

だからってすぐにシロアリが建物に向かってくるわけではありません。

シロアリは目がなく暖かい場所を求めてランダムに移動しているため、

移動していたらたまたま家の基礎にあたった

コンクリートは固くて食べづらいので、コンクリートづたいに移動

基礎コンクリートを登って家の土台に到達
(あるいは配管の穴の隙間、コンクリートの継ぎ目等から基礎内に侵入)

お食事開始

というような経路をたどるようです。
(風で飛ばされて屋根から食べ始めることもあるようです)

なので、隣の家がシロアリの被害に合っても、すぐに自分の家が被害に合うわけではなく、建物の木部に到達できるようなルートがあると、被害に合いやすいということみたいですね。

 

ベタ基礎の場合

(引用元:http://www.tomokiyo.co.jp/browse/index.html)

こちら↑のイラストがわかりやすかったので具体的に紹介しますと、

べた基礎の場合、コンクリートが地面を覆っているので安心かと思えばそうでもありません。

  1. 配管のスキマ
  2. 基礎の立ち上がり部と底盤の継ぎ目
  3. 基礎外周の化粧モルタルのスキマ

等の経路から侵入できるようです。

シロアリの侵入対策は?

 

それじゃあシロアリを侵入しないようにどのような対策をとったらいいいのか?

よく聞くのは薬品を土にまいて殺虫させる方法です。

しかし、一時的にシロアリがいなくなってもシロアリは近所にいくらでもいますからすぐに移動してくる可能性が高いです。

定期的にシロアリ殺虫剤をまくのは、手間もかかりますし現実的ではありません。

一番いいのはシロアリが侵入しにくく、かつ蟻道を発見しやすい構造にすることです。

対策①配管は立ち上がり部分を通す

(引用元:http://nisinaga25.exblog.jp/12636737/)

上記は綺麗な基礎ですね!

底盤部分からは一切配管がでていませんので基礎の下からの侵入は防止できます。

その代わり、基礎の立ち上がり部分に配管を通すことで、配管の隙間から侵入されても蟻道を簡単に見つけることができます。

この方法は今後の配管不具合のメンテナンス性もいいですし、とてもいい方法だなと思いました。

デメリットは配管がむき出しで見た目が悪いことくらい?笑

私ももう少し早く知っていたらこれが採用できるか聞いてみれば良かったです(>_<)

私が低燃費住宅のモデルハウスやホームページを見ている限りでは、この方法は採用していなそうな感じでした。

その変わり、底盤からの配管の周りに防蟻材(コシコート)を塗布してスキマからの侵入を阻止しているようです↓

(引用元:http://tnp-togane.com/2017/09/02/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%92%E9%98%B2%E3%81%90/)

 

対策②基礎1回打ちにする

(引用元:http://www.kisodan.com/attention.html)

一般的に何も言わなければ左側の「2回打ち」で基礎はつくられます。

「2回打ち」は最初に底盤(耐圧盤)のコンクリートを打った後、立ち上がり部のコンクリートを打つため「2回打ち」と呼ばれます。

そうすると、イラストのように継ぎ目ができるためそこからシロアリが侵入できてしまいます。

そこで、「1回打ち」といって底盤と立ち上がり部を同時に1回でコンクリートを打つと、継ぎ目もなく綺麗な基礎が出来あがります。

N社長にも1回打ちができないか問い合わせましたが、低燃費住宅の基礎は「設計強度30N/㎡」というとても高い強度のコンクリートのため(一般的には18~24N/㎡)、コンクリートの流動性が低いので型枠の隅々までコンクリートを流すことが非常に難しく、空気が入る恐れがあるようです。

そのうえ1回打ちを施工できる業者も限られてしまいコストアップにもなります。

コンクリート強度を落とせばできるようですが、それはしたくなかったため1回打ちは諦めました。。。(_ _)

つまり、低燃費住宅の標準は2回打ちのようです。

だから、この継ぎ目問題は前述のコシコートを継ぎ目全周に塗布してくれないかなーなんて目論んでます笑

対策③基礎の化粧モルタルはやらない

(引用元:http://ig-mishima.seesaa.net/archives/20140511-1.html)

一般的には基礎の化粧モルタルも何も注文しなければ、施工されるものかもしれませんがこの化粧モルタルは、将来必ずひび割れを起こしたり、基礎から浮いてきます。

そのスキマはシロアリの通り道となり、しかも誰にも気づかれずに土台まで侵入できてしまいます。

見た目を気にして自らシロアリに進入路を提供するくらいなら、多少コストアップしても化粧モルタルが必要ないくらい綺麗に基礎を作ってくれる施工業者にお願いした方が、間違いなくいいと思います。

低燃費住宅は化粧モルタルではなく、基礎のコーティングを実施したあと、基礎用の塗装で仕上げているようですので、モルタルよりは安心です!

 

一番の対策は定期点検

これまでシロアリに対する基礎のハード対策を考えましたが、シロアリ対策に絶対はありません。

例えば、床下が乾燥していればシロアリは来ないという情報もあるらしいですが、これも正しくないようです。

床下換気装置をつけていてもシロアリ被害あわれている方もいるようで、シロアリはほんの少しの水分で生きていけるため、床下が乾燥しているからと過信してはいけないみたいです。

コンクリートの継ぎ目から侵入できるくらいですから、条件さえそろえばどこからでも侵入できてしまうんじゃないかと思います。

そのために、できるだけリスクを排除することが重要ですが、侵入した形跡を簡単に確認できるような構造、そして定期的なチェックは怠ってはいけないと思います。

私も1年に1回くらいは床下潜ろうかなーと思ってますが、果たしてやる気がでるか。。。

またそのうち、シロアリの侵入しやすい玄関周りについてもとりあげたいと思います。



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コメント

  1. […]  低燃費住宅(ウェルネストホーム)でマイホー…シロアリ対策を考える(基礎編)http://teinenpilife.com/about-teinenpijuutaku/foundation/shiroariどうもバタピーです(^^)/実家にいる甥っ子が手足口 […]

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