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庭の水はけ改善「暗渠排水」にDIYで挑戦

暗渠排水DIY 粘土質 DIY
この記事は約11分で読めます。

どうもバタピーです(^^)/

 

関東は既に梅雨入りしておりますが、西日本ではまだ梅雨入りしていないところが多いようですね。

天気がいいのは嬉しいことですが水不足や作物への影響が心配なので、今年はどうなるのでしょうか。

バタピー家では、梅雨入りする前に庭に芝生を張るぞ!と計画していたので、庭づくりを進めていました。

外構業者にお願いすれば楽なんでしょうが、お金にも限りがありますからね。。。

まぁ自分でやるのも嫌いではないし、運動不足解消にも良いです(時間さえつくれれば笑)

 

 

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庭の土は「粘土質」

まず取り組んだのは庭の水はけ改善です。

我が家の庭は幅5.5m、奥行き12mで66㎡(20坪)の面積です。

物置用のガレージもあるので実質40平米程度ですが、子供も小さいので庭で遊べるように芝を貼りたいんですね。

芝を貼るのなんて、自分でできそうだし外構業者には駐車場やポーチ等のコンクリート部分をお願いしてそれ以外は自分でやるつもりで進めました。

 

がしかし。

芝は意外とデリケートで、日射はもちろん、土もフカフカでないといけなんだとか。

我が家の庭の土はというと、、、

 

暗渠排水DIY 粘土質

 

超粘土質。

手で握るとしっかり固まります。

この土はまだ良い方で、スコップで掘っていると粘土の塊がざっくざく出てきます。

上の写真の落ちている塊は全て粘土です。

決して石ではありません。

粘土質だと水はけが悪く、雨がふると水たまりができてしまいます。

我が家も引っ越してから長いこと土がむき出しですが、雨が降った後、建物の基礎周辺が少し低いせいか、そこに水が溜まってしまいます。

そのせいで基礎の立ち上がり部に水たまりの跡が残ってしまっています↓

水はけ改善

 

芝生は水はけが良くないと根腐れしたりして生育が悪くなってしまい、綺麗な芝生にならないそうです。

よって水はけ改善が必要なことがわかりました。

庭の土の入れ替えをすれば早いですが、かなりのコストがかかります。

我が家の40㎡程の庭でも○十万はかかるでしょう。

しかしそんなお金はありませんし、芝生を張った後で、土壌改良は不可能に近いですから、前もってやらないといけないわけです。

 

水はけを改善する方法

水はけを改善する方法はいろいろあるようですが、調べていて一番効果がありそうだなと考えたのは「暗渠排水」です。

暗渠排水(あんきょはいすい)という言葉を知らない方も多いことでしょう。

私も土壌改良について調べているうちに初めて知りました。

暗渠排水とは、水はけの悪い部分の地面に溝を掘り、そこに砂利やガラ、配水管を通して、排水性を良くするための方法です。

先に写真を見せちゃいますと、こんな感じ↓

暗渠排水DIY

 

溝に暗渠用の配管(全周に穴があいているパイプ)を通したところです。

地面にこの溝に向かって勾配をつけることで、雨水が地面の表面をつたってこの溝へ入り、配管へ誘導して雨水枡へつなげれば、地面の表面には水は溜まらないでしょうって理屈。

土壌改良は人力ではせいぜい深さ20~30cmくらいしかできないでしょうから、最初は水はけがいいかもしれないが大雨なんか降ったときには限界があります。

表面排水で暗渠配管を介して最終的に雨水マスへ排水できれば、土壌改良するよりも排水効果は高いです。

 

準備・計画

暗渠排水を施工する場合、しっかりと勾配をとって暗渠配管へ排水できるような計画にしないと意味がありません。

完成時の地面高さや勾配を想定して逆算して、溝の深さと勾配を考えます。

勾配は最低でも1%とった方がいいらしいです。うちは2~3%くらいで施工しました。

ちなみに勾配1%とは、1m進んだら深さが1cm下がる(上がる)ということです。

 

使った物

工具類

・スコップ大

溝堀りや、浸透枡を埋めるための穴掘りに使用

・スコップ小

浸透枡をうめる穴を掘る際、深くなるとスコップ大では掘れなくなるため

・片手クワ

溝を掘っていると、石やガラに頻繁に当たり、スコップでは硬くて掘れなくなるためクワで掘る

・メジャー

掘りたい長さや深さを測るため

・一輪車

堀った土を運ぶため

・手袋

これしないと後が大変

・長靴

入り口が紐でしばれるやつだと、土が入ってきづらいのでおすすめ

材料

・暗渠用配管 内径50mm

内径はいくつか種類がありますが、一番小いもので十分です

・配管継手ソケット 内径50mm用

配管の長さが足りないときに継ぎ足せるとうにするものです

・配管継手90°ソケット 内径50mm用

途中で90°曲げるときに使います

・不織布(透水シート推奨)

専用の透水シートがあるのですが、めちゃ高いのでよくある不織布にしました。

・砕石(4号)

ホームセンターでも袋単位で変えますが、我が家は大量に使うので近くの建材屋さんに電話してトラックで運んでもらいました。ホームセンターの半額以下で購入できます。

・雨水浸透枡&蓋

既設の雨水桝に接続できれば一番いいですが、我が家は距離があるので浸透桝に暗渠配管をつないで地面に雨水を浸透させます。

手順

溝堀り

まずスコップで溝をせっせと掘ります。

前述のように粘土質の我が家の土はかなりツラいものがありました。

粘土だけでもつらいのに、でかい石やガラが出てくる出てくる。。。

(ゴルフボールもでできたし。。。)

 

石やガラにぶつかると、スコップでは到底歯が立たないので、その部分はクワで耕すようにして掘り進めました。

 

暗渠排水DIY

溝堀り完了。

今回は芝生を張るエリアを囲う形で掘ってみました。

写真右上の方からL字に曲げ、建物基礎に向かって溝にも勾配がついています。

写真右上から掘り始めましたが、幅を広く取りすぎていたので最初だけ幅が広くなってしまいました。

浸透枡用の穴堀り

次に浸透枡を設置する場所に穴を掘ります。

本当は既設の雨水枡に流した方が良いんですが、距離が遠くて体力が限界になり諦めました笑

浸透枡は直径30cm、高さ50cmなのでそれよりも大きく深く掘る必要があります。

暗渠排水DIY

暗渠排水DIY

本当は雨水枡も水平とった方が良いんでしょうが、だいたいで調整しました。

雨水枡の下には砕石をいれるので1m弱くらいの深さで掘りました。

深くなってくると大きいスコップでは取り回しが悪くなって掘れなくなってくるので、途中から小さいスコップでせっせと地道に掘っていきました。

 

透水シート&暗渠配管設置

暗渠排水DIY

 

暗渠配管は全周が穴が開いているので、そこに土が入って詰まらないようにするために、透水シートを敷いておきます。

今回は透水シートではなく普通の不織布にしました。

透水シートの方が透水性も高いし、穴もあきづらいのでしょうがこちらの方が安かったので。

シートを設置する際は余裕を持ったサイズにしましょう、途中でたりなくなったりすると土が入ってきてしまって面倒です。

 

浸透枡穴あけ

暗渠配水管を浸透枡に接続するための穴をあけます。

ホールソーがあれば楽なので、工務店さんからお借りしたのですが、サイズが小さくて結局ドリルで穴開けてノコギリで穴あけしました。

本当はもっと深く掘って、浸透枡のもっと上の方に穴をあけたかったのですが、体力の限界で結構下のほうになってしまいました。

 

カバーで配管と浸透枡のスキマを埋めます。

 

砕石投入

重要な所の写真を撮り忘れましたが、上の写真の状態で砕石を投入します。

そして、シートで覆ったあと下の写真のようにさらに上に砕石をかぶせました。

暗渠排水DIY

普通は土をかぶせるようですが、我が家の土は粘土質なので、排水性の悪い土を厚くかぶせたら意味がないんじゃ。。。と思い、砕石をかぶせています。

排水性を高くするため砕石のサイズは大きめの4号にしました。

そういえば砕石はホームセンターで購入できますが、かなりの量が必要でしかも自分で積み下ろししたりかなりの重労働です。(マジで腰やられます)

なので、近くの建材屋さんに砕石を発注して、トラックで自宅の空き駐車場に運搬してもらいました。

4号が1立米、6号が0.5立米の計1.5立米で1万2000円ほどでした。

ホームセンターで買うよりだいぶ安上がりです。

 

暗渠排水の効果

ここまでやって効果がでなきゃ意味がありませんので、効果を確認したいところですが。

梅雨入り前で良く晴れていたもので、まさかの芝張りまでに雨降らず。

この状態での効果の確認はできませんでした。

 

しかし、芝を張って梅雨入りした今ではものすごい効果を実感しています。

建物基礎まわりの水溜まりがなくなりましたし、雨の日に雨水枡を開けると雨水がきちんと流れ込んできているのを確認したので、暗渠排水はきちんと機能しているようです。

水はけ改善はこの暗渠排水以外にも土壌改良を実施していますが、雨水枡への排水の流れを見ると、土壌改良より暗渠排水の方がかなり効果があると感じました。

 

暗渠排水をDIYでやってみて

ただ単純に芝生を張りたいと思っていたのが、水はけ改善が必要と判明したことでちょっと大掛かりになってしまいました。

やることは単純ですが、なかなか重労働でアラサー運動不足族の私にはつらいものがありました笑

もしやられる方は次の日は1日オフに設定することを強くおススメします。

土壌改良の様子はまた次回、記事にしようかと思います。

それではまた(^^)/



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