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ガデリウス vs YKK D70 その性能の違いとは?

玄関ドア
この記事は約6分で読めます。

どうもバタピーです(^^)/

子供がまだ妻の実家にいるもので、子供の写真でニヤニヤすることが日課となっております。

早く一緒に暮らしたいですが、生活スタイルも変わるので慣れるまでが大変そうですけどね。

 

今回は、これまたプラン段階で非常に頭を悩ませた玄関ドアの選定です。

高気密高断熱の家を建てるとなったときに家の外周で一番弱いのは窓だということは周知の通りですが、窓に比べて玄関ドアはあまり話題に上がっていないように感じます。

確かに窓はドアに比べて面積はずっと多いですし、居住空間に必ず設置されていますから非常に重要です。

しかし高気密高断熱の家は、家全体どこでも温度差がなくコールドドラフトや結露のない快適な空間を作ることが大切です。

1箇所極端に性能の劣る場所があると、そこからコールドドラフトや結露が発生します。

 

そこで、N社長に聞いた感じだと、性能はガデリウス、機能性はYKK。

ということで私としては性能をとってガデリウスのつもりでしたが、妻がどうしてもキーレス機能が欲しくて実はD70に決めていました。(↓キーレス機能)

しかし、もしYKKを採用してあとから性能の違いを感じて後悔するのもの嫌だなと思い、具体的に性能にどれくらいの差があるのかN社長に問い合わせました。

数日後、N社長から返信があり、「ガデリウスが優勢でしょう」という結果だったそうです!(※あくまで試験数値上での比較です)

 

先日打ち合わせの際に詳細を聞いてきましたので、公開できる部分のみ公開したいと思います。

というのも、N社長がYKKに資料請求したところYKKは渋っていたのに対して、ガデリウスはすぐ送ってくれたそうです。

資料を見てみるとYKKは社内での試験結果のため社外にあまり情報を渡したくないようで、ガデリウスは第三者機関による試験結果のため公表してもOKなのでしょう。

それくらいガデリウスは性能に自信があるんだろうなという印象です!

なので、YKKの性能に関しては具体的に公表できませんのでご了承ください(^^)/

それと今回の評価はあくまで試験データから読み取った個人の見解であり、細かい仕様をみれば比較障害が起きているかもしれませんが、参考程度にしてもらえればと思います。

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ガデリウスとYKK D70の性能の違い

断熱性

まずは断熱性ですが、断熱性を表す数字として「熱貫流率(W/㎡・k)」という指標があります。

熱が貫いて流れる率。つまり熱の逃げやすさを表します。

数字が小さければ小さいほど熱が逃げにくい(高性能)ということです。

この数字はYKKもホームページ上で公開しているので載せておきます。

ガデリウス YKK D70
熱貫流率(W/㎡・k) 0.943 0.93

結果はほぼ同じ!   と、思うじゃないですか?

N社長はこの結果に疑問があるらしく、素人の私にはよくわかりませんがそもそも試験の基準自体が2社とも同じとは限らないため数字は同じかもしれないが体感的には違うそうです。(あくまで個人的見解です)

その影響が一番でていると思われるのがドア下部の構造です。

YKKはこのようにステンレス?のような金属が使われているのでこれが熱橋となっている可能性があるんじゃないかということです。

ガデリウスの方は現物の写真を撮っていないため、そのうち掲載しますがこの辺の対策がされているのが大きな違いかもしれません。

比較するとガデリウスは数字には表れない部分もきちんと考えられているところに惚れちゃいますね(^^)

耐風性

耐風性はドアへ圧力をかけて、ドアがどれくらい変位(ゆがむ)するかを評価しています。

                                                    ↓掲載不可(>_<)

ガデリウス YKK D70
最高圧力(Pa) 2000 ???
最大相対変位(mm) 4.1 ???

ガデリウスは2000Paまで圧力をかけて4.1mmの変位量でした。

YKKは具体的な数字はあげれませんが、ガデリウス以下でした。

といっても耐風性ってそこまで気にするものでもないので、気にしなくてもいいかなーと。

気密性

気密性はかなり大事です。

家のC値にも影響しそうですからかなり気になっていた項目です。

                                                      ↓掲載不可(>_<)

ガデリウス YKK D70
正圧(Pa) 100Pa ???
通気量(㎥/h・㎡) 1.0 ???

ガデリウスは100Pa圧力をかけて1.0という通気量でした。

YKKは具体的な数字はあげれませんが、ガデリウスより数倍低い数字でした。

これが以前からN社長が言ってた気密性の違いだったんですね!

水密性

水密性はその名の通り水漏れがあるかどうかです。

                                                      ↓掲載不可(>_<)

ガデリウス YKK D70
漏れの有無 無し ???

水密性の試験方法も書類を見る限り「圧力」・「加圧時間」等、条件は同じでした。

ガデリウスは気密性が良いことからもちろん漏れ無し。

YKKは・・・・気密性の結果からご想像ください( ̄ー ̄)

防音性

こちらも重要な項目ですね。

気密性がいいから防音性も期待できます!

↓はガデリウスの試験結果です。

 

これだけではいいかどうか素人にはわかりませんよね笑

横軸が周波数で音の高低を表していて、縦軸が防いだ音の大きさです。

つまり縦軸の値が高い方が防音性が高いということです。

YKKもおなじような傾向でしたが、全体的にガデリウスを下回っておりました!

ここで一つ面白かったのが、YKKD70の下のグレードのD50の結果をD70と比較するとD50の方が防音性が高かったのです( ゚O ゚)

D50はD70より断熱性能は劣るものの、デザインは豊富ですし防音性能も悪くないのであれば、なかなかコスパがいいのかもしれませんね。

 

データ上はガデリウスの圧勝

 

結果は断熱性能は疑問点が残るものの同程度、その他は全てガデリウスの勝利ということでした!

私は性能のうち気密性をすごく気にしていたので、今回のこの差は非常に大きいなと思ったのでガデリウスに決める決定打となりました。

とはいっても試験内容が全く同じとは限らないため、実際は違うのかもしれません。

たとえば、ガデリウスは木材をサンドイッチする鉄板の厚みも薄く、ほとんどが木材と断熱材なので、木材特有の歪みがでる可能性が高いため、気密性が長期間保てるとは限りませんからね。

ただ、非常に選択に迷っており、その判断材料として今回調べてもらいました。

よってD70を否定しているわけではなく、私のニーズに合っていたのがガデリウスだったというだけです。

D70は国産で安心感もありますし、スマートキーも選べて決して悪いものではありません!

デザインを気にされる方はD70のワンランク下のD50にすればかっこいいデザインのドアもあります。

人それぞれニーズは違いますから、今回の記事内容も参考程度に見てもらえたらと思います。

 

ガデリウスにも実用的なスマートキーがつけば、私は何も言うことなしなんですがね~

でわまた(^^)/



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コメント

  1. hu-hu夫 より:

    バタピーさんこんにちわ!

    YKKの詳細な資料を入手されたのですね。羨ましいです(^_^)
    公表されている値が同じなら同じ性能だと思いますよね。
    しかし、実際は私も疑問を持ちまして、現物で確認しまくりました。
    中央部はその数値どおりの性能が出ていても、隅は冷えておりコールドドラフトが発生しておりました。
    計測のしかたが規格化されていないので、公表の数値だけでは信用しきれないな〜と感じています。

    我が家もガデリウスですが玄関冷えません。
    性能はいいですよ〜!

    • バタピー より:

      夫さん

      こんにちわ!さすが、鋭いですね!
      N社長も同じことをおっしゃってました(^^)/
      うちは玄関と寝室が近いので気にしていたんですが、冷えないとわかれば安心です!

  2. kasu より:

    こんにちは
    はじめまして
    こちらは、別の事情でD70を
    敢えて選んで建設中です。
    性能や、これまでの実績は
    スウェドアのほうにあることは
    販売状態をみればわかります。
     玄関の外部や付近の形状によっては
    YKKさんの商品のほうがトータルで
    良いと判断しての決定です。
     両方施工実績のある業者さんとの
    話して決めているので、ちょっと
    疑問も湧きましたので、
    データシートは私も業者さんに求めて
    みようかと思います。
     貴重な情報ありがとうございます。

    • バタピー より:

      kasuさん
      コメントありがとうございます!
      初めて家を建てるので建築関係の知識は全くないので、工務店推奨のスウェーデンドアと国産高性能ドアの違いがわからず、どちらの方が実績があるのかもしりませんでした。。。情報ありがとうございます!
      今回データを見て評価しましたが、データはあくまで数値上の話で「収まり」や使われている「材質」等で、人によって見解は分かれると思います。
      参考にしたいのでもしよろしければ、YKKに決められた理由(両者の違い)を教えてもらえたらと思います!

  3. ono より:

    以前、浦安で低燃費住宅の立ち上げに関わっていたものです。
    本記事から伝わる熱に感激して思わず…コメントしちゃいました。笑
    私がいた当時、ドアに関してはガデリウスを試しに使ってみようというくらいのときだったので、実はそれほど詳しくなく、本記事を読ませて頂いたおかげで大変勉強になりました。
    当方、築35年の団地住まいなのですが(ちなみに内装は低燃費リノベです♪)集団住宅は玄関扉と窓が代えられないので、ガデリウスがすごーーくうらやましいです!!

    砕石パイル工法を選ばれるなんて、とても目が肥えていらっしゃいますね。
    素晴らしい家が完成しますように!

    • バタピー より:

      onoさん
      低燃費の立ち上げに関わった方からコメントを頂けるとは、大変恐縮です!
      低燃費浦安のHPでマンションの低燃費リノベの件を以前拝見しました!戸建て以外もやっていることにビックリしました(^^)

      素人なので選ぶ基準を決めたくて細々と調べています。。。笑
      地盤改良は埋設物にしたくなかったので必然的に砕石になりましたが、建築予定地は液状化のおそれはほぼ無いのでいまだに砕石でよかったのか自信がありません笑

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